修了生のメッセージ

修了生のメッセージ

河野 恵美さん 障害者支援(聴覚障害)コース

大学院入学前、大学で障害学生支援の仕事をする中で、どの障害学生も就職を考える時期になると、卒業後の支援と働き方に悩むと感じていました。そこで、障害学生の就労支援をテーマに研究したいと考え、情報アクセシビリティ専攻を受験し、4人の同期に恵まれました。在学中は、障害種別、障害の有無が異なる中、遠隔情報保障、手話通訳や点訳などの大学からの支援をベースに、学生同士でICTや対面でのコミュニケーションを工夫するという、情報アクセシビリティの根幹をなす得難い経験をすることができました。

 

古矢 美穂さん 障害者支援(聴覚障害)コース

仕事でお客様と接する中で、多様な方々とのコミュニケーション方法や必要な配慮について学ぶ必要性を痛感し、情報アクセシビリティ専攻を志望しました。同級生は聴覚や視覚に障害のある方が多く、健常学生の私はマイナーな存在でした。しかしその環境の中で、入学の動機であった「誰もが平等に情報共有できる社会を」という想いを改めて強くすることになりました。現在、私は人と正面から向き合う仕事をしています。障害という枠組みを超え、ただ目の前の相手をもっと知りたい。同じ情報を共有したい。今は自分にできることを実践し、情報アクセシビリティで深めた自分の想いを社会に広げていきたいと思っています。

 

清家 順さん 障害者支援(視覚障害)コース

私はウェブアクセシビリティのコンサルティング業務を行なってきました。規格や仕様に示される内容に留まらず、さまざまな利用者・利用環境に対して、どうしたら等価な情報を提供できるかを学ぶ機会を得たいと思い、情報アクセシビリティ専攻への入学を考えました。在学中、盲、聾、難聴など障害種別・程度の異なる同級生たちと、あらゆる感覚を駆使したディスカッションをしながら、お互いの理解を深められたことは大変有意義でした。

 

柳田 友和さん 障害者支援(視覚障害)コース

私には当事者としてIT活用支援を通じて視覚障害者のQOL向上の一翼を担いたいという夢がありました。現在事務系職種での就職を希望する視覚障害者にコンピュータの使い方を教える仕事をしていますが、授業や研究を通して得た知見が役立っています。また私が最も頼りにしている「聴覚」に障害のある同級生との様々な手法を駆使した議論を通じて、誰にでも優しい情報の伝え方を学ぶことができたことは何にも代えがたい経験です。

 

金子 真美さん 手話教育コース

約20年のブランクを経ての入学で、講義の内容についていけるか不安はありましたが、情報保障のしっかりした授業で丁寧に指導していただきましたおかげで、社会人時代のろうあ相談員業務で得た知識を整理して研究を進めることができました。現在は、横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設の聴覚障害者支援員として、聴覚障害者に関する理解を促進するための啓発事業、手話通訳者のスキルアップ研修などを担当しています。