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- 2025年10月 7日
- 社会との共創
産学官連携の人材育成プログラムに本学が協力




8月~9月につくば市役所で実施された「Social Innovation Xross-越境学習プログラム-」に、本学障害者高等教育研究支援センターの嶋講師と、東西医学統合医療センターの櫻庭准教授が講師として協力しました。
このプログラムは、損害保険ジャパン株式会社とつくば市が主催する、つくば市内企業の社員や市職員、市内研究所職員等を対象とした、産学官連携の人材育成プログラムです。今回のテーマは「視覚障害者が企業に雇用され活躍できる共生社会を実現するためのアイデア」でした。プログラムは、2日間のオンライン研修と、3日間の集合研修の合計5日間で構成され、集合研修では講義・グループワークが行われました。
集合研修では、まず講義のあと、アイマスクを使用し、触って分かるオセロの体験、白杖での歩行体験など、視覚障害について体験するプログラムが実施されました。その後、本学学生も各グループに加わり、視覚障害当事者の意見を取り入れながら、課題設定を行いました。グループごとに議論を重ね、アイデアを形にし、最終日にはつくば市副市長に向けて提言を行いました。
発表では、「視覚障害者と企業をつなぐマッチングシステム」や「視覚障害者向けスマート眼鏡」など、多様なアイデアが提言されました。今回発表された提言が、今後実現される社会になるよう、本学の学生も期待を寄せていました。
写真は全部で4枚あります。上段左が嶋講師の講義の様子、上段右が音が鳴るボールを使ったパス体験の様子、下段左が本学学生が参加しているグループディスカッションの様子、下段右が最終日の発表の様子です。
(広報室/2025年10月7日)