国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2024年2月14日
  • 全学

筑波技術大学アスリート講演会を開催しました

講演会の様子

2024年1月27日 土曜日に、筑波技術大学春日キャンパス講堂での対面およびオンラインのハイブリッド方式にて、令和5年度筑波技術大学アスリート講演会を開催しました。講師に河合純一氏(公益財団法人日本パラスポーツ協会常務理事・日本パラリンピック委員会委員長)をお招きし、「パラリンピックを通して考える共生社会~見えないからこそ見えてきた道~」と題した講演をしていただきました。河合氏はパラリンピックに1992年バルセロナ大会から2012年ロンドン大会までの6大会に連続出場し、多数のメダルを獲得されたパラリンピックのレジェンドです。2016年にはパラリンピック殿堂入りされています。また、アスリートとしての素晴らしい経歴だけでなく、様々なキャリアを経験され、現在は日本のパラスポーツを牽引する立場でご活躍です。

講演では、障がいの社会モデルに基づく捉え方の紹介に始まり、パラリンピックの歴史と現状、パラリンピックの意義・価値とパラリンピックムーブメントによるインクルーシブな社会の推進について解説していただきました。また、今年開催されるパリパラリンピックの概要についてもお話いただき、参加者一同でパリパラリンピックの機運を高めました。後半では、参加者に本学の学生がいることもあり、若手に対して、夢をもつこと、夢の実現に向けて努力することの重要性や、逆境との向き合い方についてもお話をしていただき、若者へのエールもいただくことができました。 講演後のアンケートでは、ご自身の経験に基づく貴重な話を伺うことができた、共生社会のあるべき姿についてわかりやすく話していただき勉強になった、等のご意見が多数寄せられ、大変有意義な講演会となりました。 本講演会は2023年度、日本体育・スポーツ・健康学会 アダプテッド・スポーツ科学専門領域活動の支援を受けて実施しました。

(障害者高等教育研究支援センター 香田 泰子/2024年2月14日)