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  • 2023年3月 9日
  • 聴覚

総合デザイン学科卒業制作優秀作品をつくば美術館で展示中!

展示風景の写真

只今、総合デザイン学科特別研究の優秀作品他、学生の作品をつくば美術館で開催中の「チャレンジアートフェスティバルinつくば」に出展しています。

最優秀賞をとった藤野桃香さんの『本学卒業生の障害認識及び特性把握と聴者との関係性に関する研究』は、聴覚障害の受容特性をアイデンティティと定義し、働き方や聴者の関わり方について体験談を中心にまとめた本の制作です。聴覚障害者としての葛藤、職場でのコミュニケーション上の困難や悩み、配慮方法の現状など、後輩や就活生の今後を考える手助けになるような作品となっています。

優秀賞の東春日さんの『「親子で指文字を学ぶための知育玩具に関する研究」-指文字の学習効果を高めるための玩具デザイン-」』は、聴覚障害のあるなしにかかわらず、親子で指文字を楽しく覚えながら身近な食べ物や動物の名前を学べるように工夫されています。指文字型のこまをつまみ取ることで指先を使う、指文字の形を想像することで立体空間のイメージを頭に浮かべるなど、知育効果を促すよう意識した作品です。

同じく優秀賞をとった鈴木聡太さんの『一人暮らしの学生に適した機能性を備えた机&椅子の研究』は、限られたスペースで暮らす学生に適した昇降機能を備えた机と椅子の作品です。

その他、室井彩さんの『福島県の伝統工芸品である会津張子を応用した日用品のデザイン』は、地元である福島県会津地方の郷土玩具「赤べこ」の売上向上に繋がるような、今までにない日用品の提案として「赤べこ」の可愛らしさを生かしたデザイン作品です。

坂内優奈さんの『学生向けCUDマニュアルの制作研究』は、本学でデザインを学ぶ学生を対象とした参考書で、カラーユニバーサルデザインの考え方や手法、色弱者、色弱者を取り巻く社会について解説しています。読むとすぐに実践できるようになっています。

田村彩七さんの『聴覚障害者が音楽を楽しむためのガイドブック制作』は、聴こえない人にとっての音楽との関わり方や配慮の状況、音楽の効果などについて親しみやすい形で広めるために4コマ漫画で制作した作品です。

学生たちが4年間で学んだデザインの技術と感性の集大成をご高覧いただければ幸いです。

■会場:茨城県つくば美術館(つくば市吾妻2-8)

■日時:2023年3月7日(火)~3月12日(日)9:30~17:00 ※最終日15:00まで

総合デザイン学科 伊藤 三千代/2023年3月9日