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  • 2021年4月20日
  • 視覚

本学教員が情報処理学会SIGAAC第5回IBM賞を受賞

賞状イメージ

本学保健科学部情報システム学科の鶴見昌代講師と本学障害者高等教育研究支援センターの宮城愛美講師が、本学大学院技術科学研究科情報アクセシビリティ専攻修了生で、日本視覚障害者職能開発センターの日本視覚障害者職能開発センターの新美知枝子氏とともに、情報処理学会アクセシビリティ研究会(SIGAAC)第5回IBM賞を受賞しました。

今回の受賞は「視覚障害者のスマートスピーカー・スマートホームデバイスの利用状況に関する調査分析」という論文がIBM賞にふさわしい優秀な論文として認められたことによるものです。選定理由は「AI技術の進歩に伴い、音声アシスタント機器はエンターテインメントやヘルスケアなど様々なサービスのインフラの一つとして存在感を示しつつあります。この調査報告は、そうした機器の感恵が特に期待される一方で具体的な知見に乏しい視覚障害者の現状に一石を投じるものだと考えます。」とのことでした。今後も、音声ユーザインタフェースを活用して、視覚障害者の生活の質の向上や職域開拓に貢献していくことが期待されます。

(保健科学部情報システム学科 嶋村 幸仁/2021年4月20日)