国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2026年10月09日
  • 学生・卒業生の活躍・活動

2026年度 筑波技術大学ヘルスキーパーリサーチミーティングを開催しました

当日の特別講演の様子の写真

2026年10月3日 土曜日、筑波技術大学ヘルスキーパーリサーチミーティングを開催しました。本イベントは、ヘルスキーパーとして働く視覚障害者や学生が、実践的な技術や知識を学ぶとともに、現場における課題や実践事例を共有し、今後のキャリア形成や就職促進につなげることを目的として実施しています。

第8回となる今回は、東京都内の会議室にて対面形式で開催し、現役ヘルスキーパー13名、学生8名、教員2名の計23名が参加しました。

午前の部では、「新人ヘルスキーパーのリアル 働いてみて感じたこと、困ったこと」をテーマに、今年度就職した新人ヘルスキーパー2名をパネラーに迎え、パネルトークを実施しました。パネルトークでは、実際に働き始めて感じたことや、日々の業務の中で直面した困りごとなどについて、率直に語っていただきました。また、新人ヘルスキーパーから参加者に「こんなとき、どうしていますか?」と問いかける場面を設け、先輩ヘルスキーパーから自身の経験に基づくさまざまな工夫や対応方法が紹介されました。新人・先輩それぞれの経験を共有しながら、参加者全員で考える参加型のパネルトークとなりました。

午後の部では、株式会社コスモスイニシアの松坂英紀先生を講師に迎え、特別講演「働く人の肩こりと生産性を支えるヘルスキーパーの役割 ―あん摩指圧療法の効果とコミュニケーション・実技を通して―」を開催しました。講演では、松坂先生が取り組まれた「肩こりによるプレゼンティーズムに関連する労働生産性の損失に対するヘルスキーパーによるあん摩指圧療法の有効性 ―探索的ランダム化比較試験―」について、研究に取り組んだ背景から研究内容、得られた知見、今後の展望までご紹介いただきました。さらに、ヘルスキーパーの実践に欠かせないコミュニケーションについて、カウンセリングやコーチングの技法を取り入れたワークを行い、参加者が実際に体験しながら学びました。実技では、体表解剖をテーマに、マスキングテープを用いて身体の構造や走行を確認し、日々の施術に生かすための実践的な学習を行いました。

本イベントを通して、ヘルスキーパーとして必要な知識・技術の向上を図るとともに、それぞれの職場における経験や実践を共有することで、新たな学びや参加者同士のネットワークを深める機会となりました。また、参加した学生にとっても、現役ヘルスキーパーとの交流を通して実際の仕事について理解を深め、自身の将来のキャリアを考える貴重な機会となりました。

写真は、当日の特別講演の様子です。

(視覚障害系就職委員会 近藤 宏/2026年10月9日)