国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2025年10月29日
  • デフリンピック・パラリンピック

あたらしい"聴こえ"の集いが開催されました

演奏しているヴァイオリンの音の声紋をディスプレイに表示して、本学教員が説明している様子

ステージ上で、左からフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏家が並び、演奏曲の楽譜について説明している様子

2025年10月20日 月曜日に、新日本フィルハーモニー交響楽団による「あたらしい"聴こえ"の集い 筑波技術大学Vol.2」~楽器体験を通して"聴こえ"に変化を フルート四重奏編~の演奏会が、天久保・春日両キャンパス学生と教職員向けに春日キャンパス講堂で開催されました。

演奏会では、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる素晴らしい演奏と、フルートの歴史や特徴、ピッコロの音色の違いを丁寧に解説いただきました。また、参加者全員がストローやファイフを使ってフルートの音を出す体験をしました。

さらに、本学教員によって各楽器の声紋(スペクトログラム)が表示され、楽器ごとに高さやピット、ビブラートをグラフに表示することで、音の高さの違いを聴覚障害の方へ伝える試みを行いました。
参加者からは、「素晴らしい演奏会で、楽器や画像の説明が分かりやすかった」「音の違いを波形で見られて音楽を楽しむことができた」「また開催されるなら是非参加したい」などの感想が寄せられました。

この事業は、「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」によるものです。

写真は2枚あります。1枚目は、演奏しているヴァイオリンの音の声紋をディスプレイに表示して、本学教員が説明している様子です。

(広報室/2025年10月29日)