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- 2025年10月29日
- 社会との共創
TX異常時総合訓練に本学教員と学生が協力
10月17日 金曜日に行われた、つくばエクスプレス(以下、TX)の異常時総合訓練に、本学の聴覚障害のある教員と学生が、乗客役で協力しました。この訓練は、TXにおける事故発生時の連絡通報体制の確認、負傷者の救護や避難誘導等の復旧能力を高めることなどを目的として行われています。
訓練はつくばエクスプレス総合基地において、消防や警察関係者とともに行われました。本学の教員と学生は、聴覚障害のある乗客役として訓練に参加し、スマートフォンのメモアプリを使うなどし、避難の状況を確認しながら訓練に参加しました。また、終了後は、復旧作業訓練の様子を見学させていただきました。学生からは、「緊急事態が起きた時に、聴覚障害者にとって一番不便なことは、放送が聞こえないことです。今回、放送の内容が聞き取れなくても、まず駅係員に『耳が聞こえない』ことを伝えるなど、聞こえなくても他の手段で情報を得ることを考える良い機会となりました。」という感想が聞かれました。
写真は、TXの車両から降りて、線路の上を歩いて避難している様子です。
(大学戦略課企画戦略係 2025年10月29日)