トピックス
- 2025年10月15日
- 研究
産業技術学部の大川准教授が「SBRA インタラクティブ発表賞」を受賞
2025年9月13日 土曜日、第15回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウムにおいて、本学の大川学准教授が最新研究成果のポスター発表を行い、「SBRAインタラクティブ発表賞」を受賞しました。
本研究は、紙面上の手書き文字を用いた生体認証技術「オフライン筆者識別」において、従来のテキスト依存型モデルをテキスト非依存型へと発展させるとともに、単語レベルの疑問筆跡に対しても多様な環境下で高精度な識別を可能とする手法の確立を目指したものです。 その中核として、変形可能アテンション機構を組み込んだ Multistage Convolutional Neural Network(CNN)を提案し、筆者識別において安定的かつ高精度な性能を実証しました。本成果は、第15回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウムにて「SBRAインタラクティブ発表賞」を受賞し、筆者識別技術の新たな可能性を示すものとして高く評価されました。今後は、法科学・生体認証・文書分類などへの応用を通じて、より汎用性と信頼性の高い筆者識別技術への進化が期待されます。
画像は、SBRA2025の賞状です。
【発表情報】 発 表 名:変形可能アテンションを用いたMultistage CNNによる筆者識別 著 者 名:Manabu Okawa 大 会 名:第15回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム(SBRA2025) 主 催:一般社団法人 電子情報通信学会 バイオメトリクス研究専門委員会(BioX) 研究資金:日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)(課題番号:25K15107)
(広報室/2025年10月15日)