国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

トピックス

  • 2023年11月 1日
  • 視覚

2023年度 筑波技術大学ヘルスキーパーリサーチミーティングを開催しました

特別講演の様子

10月27日 金曜日、28日 土曜日の2日間に渡り、筑波技術大学ヘルスキーパーリサーチミーティングを開催しました。このイベントは、ヘルスキーパー業務に役立つ技術や知識について学ぶと共にヘルスキーパー業務の現状や課題に関する情報交換、学生との交流を通じて、ヘルスキーパーの発展や就職促進することを目的に行いました。

今回が第5回目となる本イベントは、昨年度に続き、一部、ハイブリッド形式を採用して開催しました。現地会場となった春日キャンパスには、現役ヘルスキーパーならびに卒業生22名、学生12名の合計34名が集まりました。 また1名がオンラインで参加しました。

27日 金曜日は、ワークショップ「ヘルスキーパー業務の実際」と題して、3名の現職ヘルスキーパーが業務内容や就労状況について紹介したり、学生と現職ヘルスキーパーとの情報交換や実技交流を行ったりしました。 ヘルスキーパーの先生方は、学生からの質問や疑問へ丁寧に答えてくださいました。また、学生が現職ヘルスキーパーの施術の実際を体験するなどし、卒業後の進路を考える上での意欲や知識を高めることができた、大変良い機会となりました。

28日 土曜日の午前の部では特別講演「デスクワーカーの頚部負担と理学療法的アプローチ」と題して、本学理学療法学専攻の中村直子講師が講演を行いました。 講演の前半ではデスクワークや視覚障害と頚部負担との関係について説明し、後半の実技では頸肩部の筋の触察やアライメント評価、ストレッチ等について紹介しました。 午後の第1部では、トークセッション「ヘルスキーパーのあれこれ、聞かせてもらえませんか?」と題して、現職ヘルスキーパー3名をパネリストに迎え、各職場における就労状況、業務への向き合い方、今後の展望についてお話しいただきました。 参加者からも就労状況などについて、様々な意見が上がりました。 また、第2部では、技術交流会として、ヘルスキーパー同士がペアとなり、現場で行っている術式を披露した後、施術を受けた方がフィードバックを行い、全参加者にとっても貴重な機会となりました。

写真は、当日の特別講演の模様です。

(視覚障害系就職委員会 近藤 宏/2023年11月1日)