国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2022年9月 9日
  • 聴覚

【PEPNet-Japan】聴覚特別支援学校等の教員向け「大学における聴覚障害学生支援を知る―進学を支えるために―」を開催しました

配信画面の様子で、左から手話通訳者、講師(東京大学中津氏)、講師(本学谷学部長)と司会(本学萩原)の合成映像が並んでおり、その下に文字通訳を4行で表示しています。 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan:事務局 本学障害者高等教育研究支援センター)と「聴覚障害者のための社会連携・協調型教育拠点の構築事業(高大連携プロジェクト)」とで協力し、2022年8月22日 月曜日に上記企画をオンラインで実施しました。

本企画は、聴覚特別支援学校の先生方や、小中学校・高等学校の難聴学級で進路指導や学級担任をされている先生方を対象に、聴覚障害のある生徒の進路選択にあたっての選択肢を広く知ってもらう機会とするために実施したものです。大学等における聴覚障害学生支援の状況や、「聴覚障害者のための大学」である筑波技術大学の紹介を行い、全国各地から約30名のご参加をいただきました。中には学校で広い教室を準備され、複数名でご参加くださっていたところもありました。

なお配信にあたっては情報保障に配慮し、司会や講師、資料スライド、手話通訳・文字通訳の映像を1画面に収められるよう合成を行って配信しました。まず司会と講師1名については同じスタジオで収録していましたので、2台のカメラからの映像を映像切換機(スイッチャー)で1つの映像に合成。そのうえで、資料スライド、司会・講師、手話通訳、文字通訳の映像を合成しています。こうすることで、Zoomの画面上に表示されるウィンドウが減り、スピーカービューで必要な映像を1画面でご覧頂けるようになります。

写真は配信画面の様子で、左から手話通訳者、講師(東京大学中津氏)、講師(本学谷学部長)と司会(本学萩原)の合成映像が並んでおり、その下に文字通訳を4行で表示しています。

PEPNet-Japanならびに高大連携プロジェクトでは、今後もこのような機会を設け、聴覚障害のある生徒さんたちの進学を応援したいと考えています。

(障害者高等教育研究支援センター 萩原 彩子/2022年9月9日)