国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

トピックス

  • 2022年9月 6日
  • イベント報告

つくばちびっ子博士2022の現地見学を開催しました

8月24日 水曜日、本学において「つくばちびっ子博士2022」の現地見学を開催しました。 つくばちびっ子博士は、小中学生の子どもたちが、つくば市内の研究機関等において最先端技術、自然科学、歴史や文化にふれることにより、科学技術をはじめとした様々な分野において関心を高め、夢と希望に満ちた未来を考えるてがかりとなることを目的としたつくば市が主催しているイベントです。 本学は2019年度に初めて参加し、その後は新型コロナウイルスの影響等により開催中止となっていましたが、2022年度は春日キャンパスでは3年ぶり、天久保キャンパスは初めての現地見学となりました。

左が手話当てクイズをしている様子、右が指文字を学習している様子

主に聴覚障害学生が学ぶ天久保キャンパスでは、「聞こえにくさについて知る」「聞こえない人をサポートする方法・モノを知る」として、聴覚障害学生が手話や文字で進行し、クイズを交えながら学習していただきました。また、参加者のお名前を指文字で表現し、グループで発表しました。最後の質疑応答では、「見えない人はどうやって手話がわかるのですか?」「どのように手話を覚えましたか?」など、小学生ならではの視点で多くの質問がありました。

写真は左が手話当てクイズをしている様子、右が指文字を学習している様子です。

左が疑似体験の様子、右が身体の動きを点図ディスプレイで表示している様子

主に視覚障害学生が学ぶ春日キャンパスでは、「見えにくさを体験しよう!」「さわってわかる絵を作ろう」として、疑似体験眼鏡をかけて文字や物が見えにくい状態を体験していただきました。また、様々な触覚教材に触れたり自分で書いた絵や文字が盛り上がって、さわってわかる絵を作成したりしていただきました。参加したちびっ子博士からは、「さわってわかる絵をつくれてうれしかった。初めて立体コピーに触った」などの声が聞かれました。

写真は左が疑似体験の様子、右が身体の動きを点図ディスプレイで表示している様子です。

なお、イベントは付き添い者も含め114名の方にご参加いただきました。

(総務課広報・情報化推進係/2022年9月6日)