教職員・学生 各位

筑波技術大学情報処理通信センター

生成系 AI の利活用に係る注意喚起

　人工知能（AI）により、文章や画像等を生み出す生成系 AI は、近年急速に進化、普及しており、社会的な関心も大きくなってきております。
　生成系AI については、今後の教育・研究を変える新しいツールとして、人間の知的活動を補助し、役立つことが期待されている一方で、その利活用に当たっては、多くの問題点やリスクを抱えています。
　本学においては、生成系AI の適切で効果的な利活用をするにあたり、以下の点に十分理解・注意をするよう、お願い申し上げます。
　なお、本学における利活用の具体的な方針については、学内での議論を行い、内容を固めていく予定です。

記

１：機密情報や個人情報の取扱に係る注意
　生成系 AI に対して入力された情報は、データとして AI 側のデータベースに蓄積される可能性が高いことから、機密に当たる情報や個人情報、未公開の情報などを入力することにより、それら機密情報が意図せず流出・漏えいし、社会的な責任が問われる可能性があることに注意すること。
　また、情報単体では機密とならないものであっても、他の情報と組み合わせることで機密となるような情報もあることに留意すること。

２：出力された文章や画像等の利用における注意
　生成系 AI から出力された情報（文章・画像等）の中には、他者が著作権を有するものが含まれている可能性がある。そのため、出力された情報を利用したことで、著作権法違反に問われる可能性があることに留意して利用すること。
　また、出力された情報の真偽・正誤についての責任は、利用者が有することから、利用にあたっては十分注意すること。

備考：生成系 AI とは、ChatGPT、Microsoft Copilot、Adobe Firefly、MidJourney、BingAI、Bard、Stable Diffusion 等のサービス類を指す。

以 上