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第16回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム(オンライン特別企画)を開催

石原学長の挨拶と手話通訳(左)、PEPNet-Japanホームページ(右)

2020年11月から12月31日の約2ヶ月間、「第16回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム」をオンラインにて開催しました。例年全国各地で開催してきた本シンポジウムですが、今年度は初めてオンラインでの開催となり、全体テーマも「オンライン授業から見えてきた聴覚障害学生支援の特質」として、コロナ禍で急速に広まったオンライン授業について聴覚障害学生支援の観点から捉え直し、今後の支援や大学教育のあり方を問う様々な議論がなされました。 配信企画では、以下合計6つの企画をリアルタイム配信またはオンデマンド配信でお届けし、のべ2000名を超える方々からの申し込みをいただきました。

障害者差別解消法の見直しに向けた内閣府障害者政策委員会での議論のポイントを学んだオープニング企画「障害者差別解消法見直しから考える障害学生支援」、聴覚障害学生特有の成長過程や認知特性を念頭に置いたアセスメントのための知識を学んだ企画1「聴覚障害学生を理解する―教育背景と心理から―」、オンライン授業における聴覚障害学生への配慮の具体例・課題などの知見の共有と「大学におけるユニバーサルな授業のあり方」について議論がなされた企画2「オンライン授業で変わるユニバーサルな授業作り」、聴覚障害学生がオンライン授業で感じている不安や経験談に耳を傾けた企画3「オンライン授業における合理的配慮―渦中にいた学生たちは―」、オンライン授業で聴覚障害学生はどう変わるかの未来を描く議論がなされた企画4「オンライン授業は聴覚障害学生支援に何をもたらしたか」、学生交流企画の代替として実施された「学生のための座談会『先輩にきいてみよう!大学生活のちょっとした疑問』」といった多彩なラインナップの企画を揃え、今だからこそ聞きたかった内容としてどの企画も非常に好評をいただきました。 また、配信企画の集大成となった企画4の冒頭では日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク代表及び本学学長の石原保志より開会の挨拶を行い、続いてご来賓として文部科学省高等教育局学生・留学生課 課長 西條正明様からご挨拶を頂きました。西條様からは昨年度大阪で開催した第15回シンポジウムについても言及いただくなど、本学ならびにPEPNet-Japanへの大変温かいお言葉を頂戴いたしました。 各企画の企画主旨や講師については PEPNet-Japanウェブサイトにてご覧いただける他、現在報告書を作成中です。

その他、例年ポスター発表の形式で実施してきた「聴覚障害学生支援実践事例コンテスト」は、「特別編―聴覚障害学生支援の思いを伝えるコンテスト―」として、チーム応募型の「ひとことメッセージ部門」と個人応募型の「川柳部門」の2部門を設け、聴覚障害学生支援への思いを込めた作品を募集しました。すべての作品ならびに結果についてもPEPNet-Japanウェブサイトにて公開しています。 さらに期間限定ウェブコンテンツとして「聴覚障害学生支援で活用できるツール集」ならびに「正会員大学・機関紹介特設ページ」も公開しました。

写真は企画4での学長挨拶の様子と「聴覚障害学生支援の思いを伝えるコンテスト」結果発表のウェブページです。なお本シンポジウムの詳細は、PEPNet-Japanウェブサイト(外部リンク)をご覧ください。

(障害者高等教育研究支援センター 白澤麻弓/2021年1月14日)