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第15回国際シンポジウム2015を開催

Klaus Miesenberger 博士による招聘講演の様子(左上)、Petr Penaz 博士による招聘講演の様子(右上)、会場の様子(左下)、パネルディスカッションの様子(右下)

9月30日 水曜日、天久保キャンパス講堂において、日英逐次通訳、日本語手話通訳、日本語文字通訳、点字資料による情報保障体制のもと、170名超の参加者を得て筑波技術大学第15回国際シンポジウム2015が開催されました。今回のテーマは「障害のある大学生の教育支援 ~欧州における事例に学ぶ~」です。本学の大越教夫学長の歓迎挨拶に引き続き、次の2つの講演が行われました。

  • 基調講演1 Dr..Klaus Miesenberger(クラウス・ミーゼンベルガ―)ヨハネス・ケプラー大学(リンツ)、統合研究系准教授))
    「欧州における視覚障害学生の高等教育:~統合教育のための新技術と伝統的手法~」
  • 基調講演2  Dr.Petr Penaz(ぺトル・ぺナツ)(マサリク大学、障害学生支援センター長)
    「欧州における聴覚障害学生の高等教育:~音声文化と視覚文化の差を埋める人間力とテクノロジー~」

招聘講演者の一人であるクラウス・ミーゼンベルガー博士は、平成13年6月に本学の協定校となったヨハネス・ケプラー大学(リンツ)の統合研究系准教授であり、統合教育学習支援センターの副センター長です。障害者のためのヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)に着目して教授資格を取得され、現在はITをベースにした支援技術、すべての人のためのeアクセシビリティやデザインに関わる内容について、研究及び教育を行われています。
もう一人の招聘講演者であるペトル・ペナツ先生は、マサリク大学にて、1990年よりコミュニケーションおよび翻訳学理論の教育と研究に従事され、インクルーシブ高等教育に注目、1997年より視覚障害学生のための専門サービスを提供するためマサリク大学障害学生支援センターを設立され、今日までセンター長を務められています。

各講演者からは、技術の進歩による視覚・聴覚障害学生に対する支援内容の変化やその受容の課程、欧州各国における課題等について講演がありました。また講演後、宮城愛美講師より日本における視覚障害学生支援について、白澤麻弓准教授から日本における聴覚障害学生支援について、簡単な説明があった後、本学国際交流委員会の西岡知之委員長の司会のもと、講演者2名と宮城講師及び白澤准教授をパネラーとしたディスカッションの時間が設けられ、各国での特徴的な取組みや日本との共通する課題などについて討議し、その後講演内容に関する会場との熱心な質疑応答がありました。

会場と質疑応答の様子(左)、集合写真(右)

写真は、上がKlaus Miesenberger 博士による招聘講演の様子(左上)・Petr Penaz 博士による招聘講演の様子(右上)・会場の様子(左下)・パネルディスカッションの様子(右下)、下が会場と質疑応答の様子(左)・集合写真(右)です。

(国際交流委員会委員長 西岡 知之/2015年10月28日)