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北海道高等聾学校の先生、学生が来学

授業見学の様子(右上)、3Dスキャナの説明の様子(左上)、堀田先生の講義の様子(下)

3月11日 金曜日、かねてより連携活動を進めてきた北海道高等聾学校の先生・学生が来学しました。 今年度、高大連携プロジェクトの一環として実施してきた3Dモデリング・3Dプリンタ研修の最終回のスクーリングです。

午前中は学内施設の見学をしていただき、大学での授業や研究内容についても紹介させていただきました。 見学の後は、下笠賢二准教授が3Dスキャナについて説明をしました。 実車を3Dスキャンして作られたフォーミュラーカーのモデルを、さらにターンテーブル式の3Dスキャナを使ってスキャンするデモンストレーションが行われました。

午後は、建築事務所の設計士を講師としてお招きし、昨年度の連携活動で作成した住宅設計の3Dモデルとその改善の過程についてご講演いただきました。 3Dモデリングソフトが設計、建築の現場でどのように活用されているかを、実例とともにご紹介いただきました。 ソフトウェアの使い方を工夫することで、設計のイメージと実際の建築とを近づけ、工事の際に注意すべきポイントがわかります。 また、2月の3Dモデリングの遠隔授業で制作した電車について、北海道高等聾学校と本学とでそれぞれ3Dプリントしたものを比較し、仕上がりにどのような違いがあるかを検討しました。下笠准教授による3Dプリンタの仕組み、およびシミュレーションについての講義を受けていただきました。講義の後にはレーザ加工機を使ったおみやげを製作しました。 最後にレーザ加工機で作成したおみやげを受け取ったときの学生さんの笑顔が印象的でした。長期間にわたってこの取組に参加していただいたろう学校の先生方の情熱と、本当に電車が好きでそれを作ってみたいという学生さんの熱意が本人の充実した学びにつながっており、本学教職員もそのためのお手伝いができたことをとても嬉しく思っております。

来年度以降も多地点共有通信システムを活用した遠隔授業を実施していくことを確認し、北海道高等聾学校と本学との取り組みをモデルケースとして全国のろう学校に展開していくことになりました。将来的には複数のろう学校をネットワークで結び、協調的な学びの機会の提供を目指しています。 こうした遠隔協調授業の取り組みにご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 プロジェクトのページ

(産業情報学科 谷 貴幸、塩野目 剛亮/2016年3月29日)