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筑波技術大学メールマガジン(第15号)


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-伝わる大学 伝える大学-
筑波技術大学メールマガジン  第15号 2013,12,01
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みなさん、こんにちは。
筑波技術大学メールマガジン担当者です。
第15号となりますメールマガジン。今月号は、加藤障害者高等教育研究支援センター副センター長の「教職課程もあります」からお送りします。


■■教職課程もあります■■
筑波技術大学には教職課程があります。平成23年度に産業技術学部に「数学」、「情報」、「工芸」、「工業」の高校1種免許と「数学」の中学1種免許が、保健科学部には「情報」の高校1種免許の課程ができました。おくれて、25年度からは保健科学部に「保健」の中学・高校の課程がスタートしています。「情報」と「工業」の免許については、1種免許状取得後本学大学院に進学し修了すれば、修士の学位と同時に専修免許も手にすることができます。
専門が心理学というだけでお鉢が回ってきたのだろうと、深く考えもせず立ち上げからの世話役をお受けしたのですが、私自身は教員免許を持っていません。大学1年の時に教職に必修の「憲法」を途中まで履修したのですが、担当教員とよほど相性が悪かったのか夏休み前には教職を断念しました。何の因果か30年以上たって教職課程の運営に携わることになりました。昨今の厳しい採用状況の中、立場上からも教員になる固い意志と熱意のある学生だけに履修を薦めなければいけないのですが、そんなこともあり、内心では「目指せ!できるデモシカ教師」なんて思っています(実際、学生の前でも口走ってしまったかもしれません)。
こう考えるのも自分の知る思い出に残る先生、敬愛する先生は「なんで教師なんだ」と、どこかで自問しているような、“らしくない”先生ばかりだったからです。反対に、教室をコントロールしたがる先生、民主的運営の態度を演じようとする先生には、なじめませんでした。ある思想家の定義によれば、師たる条件は、弟子にとって「謎を蔵した人」になれるかどうかの一点のみとのことです。
ところで、教職課程には教育学部や教員養成大学での目的養成制と文学部や理学部といった一般の学部による開放制養成があります。本学は開放制です。この複線的システムは、戦後一貫して守られてきた我が国の教員養成の基本理念です。その趣旨は、教員は教師としての技能や基礎的知識を有していることはもちろんですが、広い教養を基盤として専門教科を深く修めているべきという考え方です。平成24年度のデータですが、中・高の教員の新規採用者の6割以上が教員養
成学部以外の出身者で占められています。ただし、採用率(採用者数を受験者数で除したもの)は教員養成学部出身者の方が高く、目的養成制からの受験生の意識の高さと実績の重みがうかがわれます。
本学の場合、技術に強い小所帯という特質が、開放制教員養成によい効果をもたらしている点もあります。教職科目を担当する非常勤の先生方の情報保障はもとより、学科のカリキュラムと教職のカリキュラムとのすりあわせ等にも学内の多くの教職員の方々のきめ細かい対応とご協力をいただいております。聴覚・視覚の合同授業や2つのキャンパスをつないだテレビ会議システムによる遠隔授業にもチャレンジできました。手さぐり期のドタバタで学生にも不便をかけている点が多いと思いますが、この小回り感も他大学ではなかなか実現しにくいことだと実感しています。
予想していたことですが、業界にはどこかに理想の教師像というものが存在するという考え方が強いのか、養成大学の会合などでは「かくあるべし」の世界観の壁を感じることが多々あります。そんな時出会ったのが、スティーヴン・ストロガッツの「ふたりの微積分」岩波書店(2012)でした。高校時代の数学教師との30年に及ぶ文通を数学者になったかつての生徒が本にまとめたものです。文通集ですから生徒の立場からと先生の立場からの手紙が交互に編まれています。理想の先生像も説教も一切出てきません。ふたりの話題はちょっと高級な数学の話ばかり。でも、まちがいなくこれも先生と生徒のこころの交流の物語です。
短大時代の卒業生にも他大学等の教員養成課程に進み教壇に立っている先輩が既に相当数います。本学の教職課程出身者の中から教員として就職し、障害のある後輩たちのよきモデル(そして、ちょっと謎めいた)となれる先生が1日も早く生まれることを期待します。教職課程のはじめての卒業生は平成27年3月に出ます。

障害者高等教育研究支援センター副センター長  加藤 宏


■■お知らせ・イベント情報■■
1.平成25年度地域連携に関する講演会のご案内
12月3日、天久保キャンパスにおいて、平成25年度地域連携に関する講演会を開催します。この講演会では、映画「命のことづけ 死亡率2倍 障害のある人たちの3.11」を上映した後、福島県点字図書館館長の中村雅彦氏による「あと少しの支援があれば-東日本大震災 障がい者の被災と避難の記録」をテーマとした講演を行います。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/announcement/ntut_2013111701.html

2.平成25年度障害学生支援セミナー【7】のお知らせ
12月17日、障害学生がふだん使用しているツールからハイテクまでを幅広く「テクノロジー」として捉え、「障害学生支援とテクノロジー」をテーマにして、基調講演並びに展示、障害別セミナー(視覚障害、聴覚障害、運動障害、発達障害)、座談会を行います。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/announcement/ntut_2013110701.html


■■ニュース■■
1.第6回三大学連携・障がい者のためのスポーツイベントを開催(11月16日)
天久保キャンパスにおいて、「第6回三大学連携・障がい者のためのスポーツイベント-障がいのある人、スポーツ・遊びに参加しよう-」が開催されました。当日は晴れ、気温17度と天候に恵まれました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/ntut_2013112602.html

2.聴覚障害者の就労に関するシンポジウムを開催(11月13日)
天久保キャンパスにおいて、企業の人事・採用担当者や本学学生・教職員を対象とした「大学等を卒業した聴覚障害者の就労に関する産学官連携シンポジウム」を開催しました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/hi_2013112601.html

3.平成25年度研究推進に関する講演会を開催(11月11日)
天久保キャンパスにおいて、学術・社会貢献推進委員会主催の平成25年度研究推進に関する講演会を開催しました。今回は、三重大学大学院医学系研究科分子病態学の島岡要教授による「研究者の英語術」をテーマとし講演がありました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/ntut_2013111301.html

4.第7回囲碁・将棋大会を開催(11月9日)
春日キャンパスにおいて、両キャンパスの学生の交流促進を目的とした第7回囲碁・将棋大会が開催されました。当日は、産業技術学部、保健科学部の学生が熱戦を繰り広げました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/ntut_2013111302.html

5.家電製品協会ユニバーサルデザインWGとの交流会実施(11月7日)
家電製品協会ユニバーサルデザイン・ワーキンググループと本学でUDに関わる教員との研究交流が行われました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/ntut_2013112601.html

6.研究奨励奨学金の交付について(10月31日)
学長室において、研究奨励奨学金の目録交付式が行われました。筑波技術大学の運用益奨学金として支給されるもので、平成25年度は大学院学生の研究活動の活性化のため、大学院学生11名に対して研究奨励奨学金を支給することとなりました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/ntut_2013110801.html

7.企業向け大学説明会を開催(10月30日)
天久保キャンパスにおいて、企業向け大学説明会を実施しました。当日は、全体説明会及び名刺・情報交換会を中心として実施し、授業や学内施設の公開も行いました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/hi_2013112002.html

8.第1回就職講演会を開催(10月29日)
天久保キャンパス講堂において、今年度第1回目の就職講演会を開催しました。本学卒業生である小野智美氏(株式会社学研教育出版)を講師に迎え、「就職活動と職場適応に関する後輩へのアドバイス」という内容で講演がありました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/hi_2013112001.html

9.天久保・春日において学園祭を開催(10月27日)
天久保キャンパスにおいて「天龍祭」、また、春日キャンパスにおいて「春日祭」を開催しました。今年は、台風の接近に伴う天候状況を考慮し、1日のみの開催となりました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/hi_2013110801.html
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/vi_2013110101.html

10.鍼灸・医学用語の点訳音訳辞書システムをWeb版にリニューアル(10月1日)
障害者高等教育研究支援センターでは、鍼灸・医学用語の点訳音訳辞書システムをWeb版にリニューアルしインターネット上で公開しました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/vi_2013110801.html


■■学生・教職員の活動報告■■
1.第28回全日本視覚障害者柔道大会で本学学生が活躍
東京都文京区の講道館において、第28回全日本視覚障害者柔道大会が開催されました。保健科学部からは、小林史弥君、熊谷祐太君、市場大亮君(共に情報システム学科)の3名が出場しました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2013112801.html

2.ゴールボール・アジア太平洋選手権大会で学生が準優勝
ゴールボールのアジア太平洋選手権大会において、保健科学部保健学科鍼灸学専攻1年の辻村真貴さんが所属する日本代表チームが準優勝を果たしました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2013112901.html

3.第13回全国障害者スポーツ大会にて入賞
第13回全国障害者スポーツ大会が開催され、鍼灸学専攻3年の渡邉到さんがフライングディスク競技で出場し、第3位に入賞しました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2013112201.html

4.本学学生・卒業生が二科展で受賞
第98回二科展が東京六本木の国立新美術館で開催され、総合デザイン学科の酒井美里さんが自由テーマ・イラストのB部門で準入選、卒業生の菊池樹理さんが自由テーマ・ポスターのA部門で準入選に輝きました。
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/hi_2013112201.html


---編集後記---
本学が立地している茨城県つくば市は、毎年今頃の時期に、紅葉やイルミネーションなどを楽しむことができます。
つくば市には東西に大きな通りがあり、それぞれ「東大通」「西大通」と表記されます。本学にも隣接している、東大通(ひがしおおどおり)は、他県の方などからは「とうだいどおり」と読まれがちです。※つくば市にあるのは筑波大学と筑波学院大学、そして筑波技術大学です…。
この両大通りでは、秋になると通沿いの木々の葉が黄色や赤に変色し、とてもきれいな景色を見ることができます。今年は、11月18日から1週間ほどが見ごろでした。
現在の見どころは、つくば駅付近で開かれているイルミネーションイベント「つくば光の森」です。つくば駅に隣接しているセンター広場のけやき並木を20万球の発行ダイオードでライトアップしていて、とても幻想的な世界となっています。
旅行や出張などでつくば市を訪問される際には、ぜひご覧ください。


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■編集・発行
筑波技術大学 総務課企画・広報係
 E-mail: kouhou[at]ad.tsukuba-tech.ac.jp ([at]を@に変えてください。)
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