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学科・専攻の特徴

 

保健科学科 鍼灸学専攻

 

Q1 鍼灸とはどのようなものですか。

 

A 鍼灸は、シンキュウと読みます。鍼灸は、体表(皮膚・筋など)に特定の刺激部位を選択し、鍼やモグサを用いて機械的刺激や温熱刺激を与える方法で、各種症状に対し治療を行う医療技術です。2,000年前、中国で誕生した医学ですが、6世紀に日本に伝えられてすでに1,500年が経ち、日本の伝統的な医学ということが出来ます。鍼灸は、漢方薬、あんま・指圧・マッサージなどと同様に、東洋医学の一分野です。
 東洋医学の講義は、医学部のある大学および医科大学80校のすべてで行われています。大阪大学、筑波大学、東京大学、東北大学、三重大学、北里大学、慶応義塾大学、埼玉医大、東海大学、東京女子医大など多くの大学で、漢方薬や、はり・きゅうを研究し、現代医学の中に活かす試みがなされています。また、麻酔科、整形外科、脳神経外科、神経内科、泌尿器科、リハビリ科、産婦人科、精神科など、多くの診療科で鍼灸治療が行われています。一方、オリンピック選手や相撲、野球、サッカーなどのプロの選手を対象として、スポーツトレーナーが行う治療や、スポーツクラブなどでの一般の方へ行う治療の中に、鍼灸やあん摩が取り入れられています。また、銀行、デパート、企業などの従業員の健康管理を行う鍼灸師・あん摩師(ヘルスキーパー)も増えています。その他、末期癌の患者やホスピスでのターミナルケア(終末期医療)、寝たきりのお年寄りの看護や健康維持にも、東洋医学の手法や考え方は今後大いに役立つことが期待されています。アメリカでも、1997年に国立衛生研究所(NIH)が、はりの有効性を一部認め、保険適用を勧告しています。また、2000年には英国医師会(BMA)が、鍼を医学部教育に積極的に取り入れることを推奨するレポートを出し、2007年には、ドイツで鍼の医療保険適用が始まり、鍼灸は、現代の医療の中に積極的に取り入れられつつあります。さらに、2006年には、WHO(世界保健機関)が、鍼灸治療の刺激部位であるツボの位置を標準化したことを始め、現在、東洋医学の普及のための世界基準作りが進み、世界の多くの国々に鍼灸が普及しつつあります。

 

Q2 鍼灸学専攻に入学してどのような勉強をするのですか。

 

A 本学の鍼灸学専攻は、現代医学と東洋医学の優れたところを融合し、高度の知識と技術を持った医療従事者を養成するためのカリキュラムを編成しています。これからの日本の鍼灸・あん摩マッサージ指圧界をリードしていく鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師を養成することを目的としています。従って現代医学を深く学ぶための科目が用意されています。基礎医学では、解剖学、生理学、衛生学・公衆衛生学、微生物学・免疫学などが、また臨床医学では、内科学、整形外科学、神経内科学、小児科学などがあります。東洋医学の専門科目も、鍼灸学、あん摩、マッサージ、指圧などの科目が細かく分かれていて、それぞれについての講義と実習が行われます。

 

Q3 地元の特別支援学校(盲学校)の専攻科にも理療科があり、鍼灸、あん摩マッサージ指圧を学べます。保健学科鍼灸学専攻の教育はどこが違うのですか。

 

A 保健学科鍼灸学専攻では、大学レベルを基準に授業が行われています。各授業科目の教育は、医師および鍼灸、あん摩などの高い専門性を持った教員が授業を担当しています。卒業すると学士(鍼灸学)の称号が取得できます。今日の目覚ましい技術革新は、医療技術の内容を進展させ、専門領域を細分化するなど、高度な専門技術者、研究者を必要とするようになっています。また高齢化が進んでおり、人々の健康や福祉、人に優しい医療などに対する関心がますます高まっています。
 このような社会的課題に応えるため、視覚に障害のある人の能力・適性が十分発揮でき、医療技術の目覚しい進展に対応し、実践できる教育プログラムを用意しています。
 そのため、本学は、伝統的医療と新しい医療の連携を図り、情報化・高齢化が進む現代社会において活躍できる高度な専門技術者の養成を行っています。

 

Q4 臨床医学関係の講義はどのようになっていますか。

 

A 鍼灸学専攻では、神経内科、整形外科、内科の医師である専任教員により、さらにその他の診療科の講義も非常勤講師を加え、臨床医学全般にわたり専門性の高い講義がなされています。

 

Q5 3・4年生の臨床実習はどのようになっていますか。

 

A 3・4年生の臨床実習は、大学にある東西医学統合医療センターで整形外科、神経内科、内科、漢方外来などの外来見学実習と、同医療センターの施術所及び手技鍼灸実習棟で鍼灸専任教員の指導による鍼灸とあん摩マッサージ指圧の実習が行われます。

 

Q6 卒業後はどんな資格が取れますか。

 

A 卒業認定を受けてから、はり師試験、きゅう師試験及びあん摩マッサージ指圧師試験の3種類の国家試験を受験します。合格すれば、学士(鍼灸学)と3種類の免許を取得できます。本学以外に鍼灸学科のある大学が国内に10校ありますが、国立大学法人としては唯一の大学です。また、これらの大学の中で、はり師・きゅう師に加え、あん摩マッサージ指圧師の国家試験の受験資格を取得できるのは本学のみです。

 

Q7 卒業後の就職先にはどのようなところがありますか。

 

A 現在、鍼灸治療を取り入れている医療機関が増えています。整形外科や理学療法科といった診療科を持っている病院です。鍼灸師を雇用しているところとリハビリテーションの分野でマッサージ師を雇用するところがあります。また、最近では特別養護老人ホームなどにマッサージ師(機能訓練指導員)や介護スタッフとして雇用される場合もあります。さらにヘルスキーパーと呼ばれる企業内マッサージ師として雇用する大企業も増えています。本学では、卒後の研修生制度を設けており、東西医学統合医療センターの施術所で臨床技術をさらに磨いてから就職することも可能です。

 

保健科学科 理学療法学専攻

 

Q8 理学療法士の将来性はどうですか。

 

A 現在8割が病院に就職していますが、理学療法の特質上及び高齢者の増加により医療のみならず、福祉、健康増進、教育・研究へと活躍分野が広がっています。

 

Q9 病院での臨床実習はどのようなものですか。

 

A 見学だけの見学実習、患者さんを検査・評価する評価実習、検査・評価して理学療法を行う実習があります。理学療法士として必要な知識、考える力、判断力、検査・評価技術、レポート作成能力、理学療法士としての資質等を評価されます。病院勤務の理学療法士と大学の教員が連携して学生の指導をすすめます。学生ですので完璧に出来ることは要求されません。

 

Q10 授業が難しくてついていくのが大変ではないですか。

 

A 覚えなくてはならないことが多く大変ですが、着実に覚えていくような授業方法、授業内容を用意しています。こつこつと勉強していくことが大切です。

 

Q11 理学療法士になるためにもっとも必要な能力は何でしょうか。

 

A 誠実さ、熱心さ、勉強意欲、協調性等はどの仕事でも重要です。そのほかに立場の弱い患者さんに接することが多いので、思いやりを持ち、私的感情で仕事をしない、また、相手の気持ちを感じることができる努力等が必要です。

 

Q12 理学療法学専攻では、どの程度の視力があればよいですか。

 

A 病院等に勤務するとカルテを記入し、内容を把握する能力が求められます。パソコンの活用や弱視レンズ、拡大読書器の補助具を使用したり、同僚や補助員等の援助を受けて対応する人もいます。詳しくは受験を決める前に理学療法学専攻または視覚障害系支援課教務係(電話029-858-9507~9)までお問い合わせください。

 

Q13 理学療法士になりたいが、入学後視力の低下が予想されます。どうしたらよいでしょうか。

 

A 学内に障害者高等教育研究支援センターや保健管理センターがあり、学習や健康面での問題についての相談にあたります。授業や臨床実習に関することは理学療法学専攻内でいろいろな対応やアドバイスをしますのでご相談ください。

 

情報システム学科

 

Q14 情報システム学科に入学するには、受験勉強以外にどのようなことをしておけばよいでしょうか。

 

A 国語、英語、数学などの基礎的な部分の学力を十分に養っておくことが重要です。さらに、パソコンによる文書データの作成や読み取り、キーボード操作の技能などを身につけておくとたいへん役立ちます。

 

Q15 情報処理を勉強したいのですが、パソコンやインターネットを使えるようになるだけであれば、専門学校もあると思うのですが。

 

A 情報処理を基礎から学ぶことと、ワープロ・ソフトなどのコンピュータのアプリケーションが使えるようになることは違います。
 情報システム学科では、単に操作ができるというだけではなく、障害補償に習熟し、コンピュータやネットワークの基本的な部分(動作原理や構造)を理解したうえで、情報技術や企業実務を身に付けることを目指しています。

 

Q16 情報処理に関しての知識はあまりありませんが、授業内容を把握していけるのですか。数学は、1年の時に数Ⅰ・Aをやっただけなのですが、大丈夫でしょうか。

 

A 入学時点においては、情報処理に関しての知識は要求していませんが、授業を把握していく上では、本人の学習意欲と努力が必要です。また、数学に関しての知識については、各自の能力に応じて、入学後リメディアル(補習)教育を受けることも可能です

 

Q17 入学時にパソコンを使える必要がありますか。

 

A 入学後、基礎から学習をしますので、特にその必要はありません。学習する意欲が重要です。

 

Q18 どの程度パソコンを使いこなせるようになりますか。

 

A 1年次の時に、初歩から指導があり、ほとんどの操作は全員覚えます。その後は、本人の努力と意欲によって差異がでますので、将来の目標に沿って指導を受けてください。

 

Q19 どの程度パソコンを使いこなせるようになりますか。

 

A 1年次の時に、初歩から指導があり、ほとんどの操作は全員覚えます。その後は、本人の努力と意欲によって差異が出ますので、将来の目標に沿って指導を受けてください。

 

Q20 全盲者の場合、情報システム学科卒業後の進路としてどのような可能性があるのでしょうか。

 

A 全盲者の卒業後の進路は、約半数が民間企業、他に、進学、公務員、その他などです。民間企業での職種は様々ですが、主に、コンピュータを操作することで仕事をこなすことが可能な技術・経営系業務に従事しています。近年の企業側の要望を踏まえますと、紙媒体の資料を多用せざるを得ず、十分な合理的配慮が困難な一般事務作業の需要は低下し、情報・経営系の知識等を必要とするような特化した職域での採用が増えてきています。