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SH571:きこえない人の生活文化

科目番号、授業科目名

SH571、きこえない人の生活文化/Life Culture of the Deaf and Hard of Hearing

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 教養教育系科目、選択、講義(対面と遠隔の併用)、2単位

履修年次、開設学期

2年次、2学期

受講対象

産業情報学科

担当教員

大杉 豊


科目の到達目標

聴覚障害者の関わる芸術作品についての知識を学び、数本の鑑賞を通してそこに描写される聴覚障害者像、聴覚障害者が発するメッセージを分析する技術及び、論点と自分の意見をレポートにまとめる技術を習得する。

学習の項目別目標

1.芸術作品を鑑賞して、設定されたテーマについて意見を述べられるようになる・
2.芸術作品で描写される聴覚障害者像と発せられるメッセージを作者の視線で、鑑賞者の視線で分析するための知識と技術を身につける。
3.議論した内容を論点として整理し、自分の意見を述べる構成のレポート答案を作成する技術を身につける。


授業概要

ろう者が国内外の社会でどのように扱われてきたのか、ろう者の生活文化がどのように形作られてきたのかを探求することを目的として、芸術作品の分析とディスカッション、レポートを主体とした授業を展開する。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修2時間
事後学修2時間

授業計画

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  • 第1回  ガイダンス・図解 映画「LISTEN」鑑賞
    (キーワード)図解
    (予習)シラバスを熟読する
    (復習)課題に取り組む
  • 第2回  ろう者と音楽(「LISTEN」・手話ダンス・ろう者太鼓)
    (キーワード)音楽、太鼓、ダンス、手話歌
    (予習)映画「LISTEN」鑑賞で音楽をテーマに考えたことをまとめておく
    (復習)図表説明手話表現の課題に取り組む。リアクションレポートを作成する。
  • 第3回  ろう文化概論
    (キーワード)文化、言語、価値観、行動規範、伝統、生活方法
    (予習)「ろう・難聴者の社会参加」で学んだ内容を復習する
    (復習)課題に取り組む
  • 第4回 「ジョニー・ベリンダ」(1)
    (キーワード)コミュニティ、孤立、聴覚障害者像
    (予習)カナダのノバスコシア州について調べる
    (復習)課題に取り組む
  • 第5回 「ジョニー・ベリンダ」(2)
    (キーワード)コミュニティ、孤立、聴覚障害者像
    (予習)前週の論点を確認しておく
    (復習)課題に取り組む
  • 第6回 「ジョニー・ベリンダ」(3)
    (キーワード)コミュニティ、孤立、聴覚障害者像
    (予習)前週の論点を確認しておく
    (復習)課題に取り組む
  • 第7回 聴覚障害のある写真家の作品鑑賞、議論
    (キーワード)写真、手話言語
    (予習)ろう者が撮影したことがわかる写真を撮っておく
    (復習)課題に取り組む
  • 第8回 「名もなく貧しく美しく」(1)
    (キーワード)戦後、障害者福祉、差別、コーダ
    (予習)戦後の聴覚障害者をめぐる社会的背景をリサーチする
    (復習)課題に取り組む
  • 第9回 「名もなく貧しく美しく」(2)
    (キーワード)戦後、障害者福祉、差別、コーダ
    (予習)前週の論点を確認しておく
    (復習)課題に取り組む
  • 第10回 「名もなく貧しく美しく」(3)
    (キーワード)戦後、障害者福祉、差別、コーダ
    (予習)前週の論点を確認しておく
    (復習)課題に取り組む。
  • 第11回 「名もなく貧しく美しく」(4)
    (キーワード)戦後、障害者福祉、差別、コーダ
    (予習)前週の論点を確認しておく
    (復習)課題に取り組む。
  • 第12回 「ビヨンド・サイレンス」
    (キーワード)ろう者文化、コーダ、音楽
    (予習)本作品に関する知識をリサーチする
    (復習)課題に取り組む。
  • 第13回 手話ポエム
    (キーワード)ポエム、サインマイム、手話リズム
    (予習)資料を読んでおく
    (復習)課題に取り組む。
  • 第14回 「珈琲と鉛筆」鑑賞、映画の字幕、議論
    (キーワード)映画、字幕
    (予習)資料を読んでおく
    (復習)課題に取り組む。
  • 第15回 総まとめ
    (復習)課題に取り組む。

履修条件

「ろう・難聴者の社会参加」の単位を取得していること

学習に必要な知識・技能等

なし


成績評価方法

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期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 0 0 70 20 0 10 0 100
総合力指標 知識 0 0 20 0 0 0 0 20
技能 0 0 20 0 0 0 0 20
応用 0 0 20 0 0 0 0 20
表現 0 0 10 0 0 0 0 10
協調 0 0 0 10 0 0 0 10
意欲 0 0 0 10 0 10 0 20
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:聴覚障害者の関わる芸術作品、ろう者文化の知識を習得できている。
  • 技能:分析する技術と答案を作成する技術を身につけている。
  • 応用:学んだ知識と習得した技術で、オリジナルな解釈を示せている。
  • 表現:ブレのない意見を述べられる。
  • 協調:グループディスカッションに積極的に参加する。
  • 意欲:芸術作品における聴覚障害者像の変遷を理解する作業に取り組む意欲を持っている。

教科書・教材・参考文献・配布資料等

MS Teamsで配布する。

授業における配慮

手話言語を主とする円滑なコミュニケーションにより、学習内容に関する学生の既有知識、技能を勘案して授業の内容や構成を工夫する。グループディスカッションでは、ホワイトボードを使って各々の意見を整理し、その内容をまとめて図解するレポート課題を出す。

受講生に望むこと

芸術作品に描写される聴覚障害者像と発せられるメッセージを分析して、意見を述べ、日本語で答案を作成する力を高めてほしい。

教員実務経験

ろう者演劇(人形劇、照明、企画等)を延べ20年間(定職としては7年間)経験している。