SH061:社会学

科目番号、授業科目名

SH061、社会学/Sociology

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 教養教育系科目、選択、講義(遠隔)、2単位

履修年次、開設学期

1年次、2学期

受講対象

総合デザイン学科

担当教員

庄司 俊之


科目の到達目標

社会学的視座からものごとを眺め、普段とは違った角度から理解する技法を習得すること。本年度は死生観の歴史的変遷と現在について学び、自分自身の生き方・死に方について理解と考えを深めることを目標とする。

学習の項目別目標

1 社会学的視点の特徴や意義を理解できる
2 前近代的な死生観と近代的な死生観の相違とそれぞれの特徴を理解できる
3 死生観が社会的に形成される際の諸条件を理解できる
4 現代において死生観をめぐっていかなる課題が存在するかを理解できる


授業概要

本年度は死生観の歴史的変遷と現在について講義する。人間の生死をどう捉えるか、どう生きてどう死んだらいいかというテーマは銘々の課題であるだけでなく、社会をどう捉えどう構想するかという問題に通じている。非常に幅広い課題のすべてに触れることはできないため以下に限定して講じる。扱うトピックは、戦前戦中から戦後へ、前近代から近代へ、宗教から生物学/医学へ、生死をめぐる倫理の変容、障がいを抱えた生の排除と包摂など。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修0.5時間
事後学修0.5時間

授業計画

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  • 第1回 イントロダクション―戦後日本における死の描き方の変容
    (キーワード)社会学、死生観、黒澤明『生きる』
    (予習)とくになし
    (復習)授業で使う資料を学内のメールで送付するので各自確認する
  • 第2回 生物学的基盤をめぐって
    (キーワード)生物学的な生死、進化史上の獲得物としての生死、社会的な生死
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第3回 基本図式:アリストテレスからダーウィンへ
    (キーワード)循環的時間、直線的時間、近代化、優生思想
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第4回 前近代的世界の生死
    (キーワード)アニミズム、聖なるもの、排除と崇拝
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第5回 西欧文化:キリスト教の場合
    (キーワード)復活と不死なる生命の思想、宗教改革、デカルト主義
    (予習)配布資料を読む
    (復習)まとめプリント①
  • 第6回 病院の世界
    (キーワード)前近代的医療、生物医学化、生と死の病院化
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第7回 医療倫理の変容
    (キーワード)実験医学、インフォームド・コンセント、自由化とその陥穽
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第8回 障がいの社会史
    (キーワード)能力主義的社会、福祉国家、脱施設化
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第9回 「青い芝」の思想
    (キーワード)横浜事件、優生保護法改正、「愛と正義」
    (予習)配布資料を読む
    (復習)まとめプリント②
  • 第10回 老いと排泄
    (キーワード)穢れの不可視化、『東京物語』と日本近代、超高齢社会
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第11回 戦争をめぐって
    (キーワード)『戦艦大和の最期』、『野火』、平和運動批判
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第12回 戦後日本
    (キーワード)軍国主義批判の批判、戦争体験論、『いのちの初夜』
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第13回 食べることと生きること
    (キーワード)世界宗教と欲望の規制、殺すことと生きること、宮沢賢治
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第14回 現代の生命観
    (キーワード)ドーキンス、免疫の意味論、福祉の思想
    (予習)配布資料を読む
    (復習)キーワードの再確認
  • 第15回 まとめにかえて:廃墟の美術史
    (キーワード)古典古代の没落、廃墟としての現在、未来
    (予習)配布資料を読む
    (復習)講義全体のふりかえり

履修条件

特になし

学習に必要な知識・技能等

高校レベルの日本史・世界史の知識が十分あることが望ましい。


成績評価方法

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期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 80 0 0 0 0 0 20 100
総合力指標 知識 60 0 0 0 0 0 0 60
技能 0 0 0 0 0 0 0 0
応用 10 0 0 0 0 0 0 10
表現 10 0 0 0 0 0 0 10
協調 0 0 0 0 0 0 0 0
意欲 0 0 0 0 0 0 20 20
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:講義で説明した用語や論理を正確に理解できる
  • 技能:
  • 応用:社会学的視点で様々な事象を理解できる、類例を自分なりに想起できる
  • 表現:理解したことや自分の考えを十分に文章表現できる
  • 協調:
  • 意欲:自分なりの問題意識をもって講義やレポートに取り組んでいる

教科書・教材・参考文献・配布資料等

資料は授業前に電子メールで配布する

授業における配慮

パソコンによる要約筆記を用い、授業者の説明を文字の形で提示する

受講生に望むこと

教員実務経験