SH021:歴史学

科目番号、授業科目名

SH021、歴史学/History

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 教養教育系科目、選択、講義(対面と遠隔の併用)、2単位

履修年次、開設学期

1年次、1学期

受講対象

総合デザイン学科

担当教員

今井 勇


科目の到達目標

・歴史の基礎的知識について再確認し、理解を深める。
・歴史とは現代と過去の対話であり、構築物であることを理解する。
・自らの視点と能力で過去を振り返り歴史像を作り上げていく態度を身につける。

学習の項目別目標

1.基礎的な知識の習得
基礎的な歴史的事実について理解し、記憶する。
2.歴史的事実の意味の理解
基礎的な歴史的事実の重要性について理解する。
3.歴史的事実の関連性の理解
それぞれの事実がどのように関連しているかを理解する。
4.時代像の把握
各時代がどのようなものとして描かれているかを把握する。
5.歴史叙述の背景の理解
歴史叙述を、その置かれた文脈から理解する。
6.史料読解、史料批判
近現代の一次史料を読み、史料読解の意味を理解する。


授業概要

普通教育で習得した歴史について振り返り、それがどのような体系として描かれているかを理解する。理解補助のため、年代の違ういくつかの教科書を参照し、記述の違いが何に由来するかを考える。原史料を読み、事実から歴史像を構築する営みについて理解する。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修2時間
事後学修2時間

授業計画

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  • 第1回 ガイダンス、歴史を「習うこと」と「学ぶこと」について
    (キーワード)E.H.カー
    (予習)過去に受けた歴史教育について概要をまとめる
    (復習)理解の不足している箇所を把握する。
  • 第2回 歴史と個人
    (キーワード)時代の刻印、ライフ・ヒストリー
    (予習)近現代史の概要について把握しておく。
    (復習)歴史の必然性と偶然性について考える。
  • 第3回 「今・ここ」の成り立ちについて考える
    (キーワード)追想像
    (予習)「今」とは何か、いつからなのか、考えておく。
    (復習)歴史に対する問いを立て、仮説を検証する。
  • 第4回 「習ってきた歴史」を振り返る(1)歴史の枠組み
    (キーワード)時代区分
    (予習)一般的な時代区分について把握しておく。
    (復習)時代を分ける意味について考え、自分なりの把握を行う。
  • 第5回 「習ってきた歴史」を振り返る(2)近現代
    (キーワード)終戦の日、敗戦の日
    (予習)近現代のおおまかな流れについて把握しておく。
    (復習)知識の不足を補い、深める。
  • 第6回 「習ってきた歴史」を振り返る (3)日本とはどこか
    (キーワード)国境線、愛国心
    (予習)現代日本における日本の領土認識について把握しておく。
    (復習)知識の不足を補い、深める。
  • 第7回 過去の歴史教科書と対比する (1)教科書の変化
    (キーワード)封建制
    (予習)室町時代のおおまかな流れについて把握しておく。
    (復習)知識の不足を補い、深める。
  • 第8回 過去の歴史教科書と対比する (2)中世の社会と民衆
    (キーワード)社会経済史
    (予習)配布された資料プリントを検証してくる。
    (復習)講義内容を演繹し、更なる検証を行う。
  • 第9回 過去の歴史教科書と対比する (3)中世の社会と民衆②
    (キーワード)映画『もののけ姫』、差別
    (予習)映画『もののけ姫』の世界について把握しておく。
    (復習)講義内容を演繹し、更なる検証を行う。
  • 第10回 「習ってきた歴史」を振り返る (1)近世の社会と民衆
    (キーワード)近世社会、身分制度
    (予習)江戸時代のおおまかな流れについて把握しておく。
    (復習)知識の不足を補い、深める。
  • 第11回 「習ってきた歴史」を振り返る (2)近世社会像の検証
    (キーワード)百姓、女性
    (予習)江戸時代のイメージについて整理しておく。
    (復習)知識の不足を補い、深める。
  • 第12回 「習ってきた歴史」を振り返る (3)鎖国と開国
    (キーワード)開国、不平等条約、明治維新
    (予習)幕末・維新期のおおまかな流れについて把握しておく。
    (復習)講義内容を演繹し、更なる検証を行う。
  • 第13回 過去の歴史教科書と対比する(4)第二次世界大戦
    (キーワード)映画『この世界の片隅に』、原子爆弾投下をどう描くか
    (予習)配布された資料プリントを検証してくる。
    (復習)講義内容を演繹し、更なる検証を行う。
  • 第14回 史料から出来事を考える
    (キーワード)史料批判
    (予習)配布された史料の下読みをしてくる。
    (復習)史料に描かれることと描かれないことについて理解する。
  • 第15回 「歴史」とは何か、「日本」とは何か
    (キーワード)歴史のifと可能性
    (予習)講義録を見返し、歴史を学ぶ意味について考えておく。
    (復習)講義内容を踏まえ、歴史に対する問いをたてる。

履修条件

なし

学習に必要な知識・技能等

歴史に関する基本的な知識(普通教育で習う程度)を有すること。


成績評価方法

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期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 70 30 0 0 0 0 0 100
総合力指標 知識 30 10 0 0 0 0 0 40
技能 10 10 0 0 0 0 0 20
応用 20 0 0 0 0 0 0 20
表現 10 0 0 0 0 0 0 10
協調 0 0 0 0 0 0 0 0
意欲 0 10 0 0 0 0 0 10
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:歴史の基礎的事実と全体的な枠組みを把握している。
  • 技能:自ら調査し、史料批判・比較・対照により検証できる。
  • 応用:
  • 表現:知識や意見を文章その他で論理的に説明できる。
  • 協調:
  • 意欲:自ら問いをたて、積極的に課題に取り組む。

教科書・教材・参考文献・配布資料等

指定教科書無し。授業時に随時配布する。

授業における配慮

・PC翻訳によって発話内容を文字化する(後日配布)。
・コメントシートにより随時質問を受け付け、前回の復習・総括をしつつ進める。
・板書、配布プリント、液晶プロジェクタなど視覚教材を多用する。

受講生に望むこと

歴史は「習い・覚えるもの」との理解から脱却し、自ら問題を設定し仮説を生み出す積極的態度で受講してほしい。

教員実務経験