SH011:哲学

科目番号、授業科目名

SH011、哲学/Philosophy

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 教養教育系科目、選択、講義(対面)、2単位

履修年次、開設学期

1年次、1学期

受講対象

総合デザイン学科

担当教員

上田 徹


科目の到達目標

現代の人間が直面している様々な問題について、いろいろな角度から批判的に検討することができるようになる。哲学的な方法で現代のもつ病について自分で考える力を養う。

学習の項目別目標

1.哲学のはじまりと自然の探求
哲学のはじまりは自然そのものの調和・統一性を謙虚に探究する「観照」の活動を重視していたことを理解する。
2.倫理学の成立・その基本概念
ポリス社会の成立によって、人間の幸福、善について研究する倫理学が成立したこと、およびその基本概念を理解する。
3.技術の発達による自然観の変化
技術の発達によって自然そのものを人間の操作の対象とする考えから、人間中心主義の世界観が主流となったことを理解する。
4.労働する人間という人間観が生み出す問題
資本主義の発達により、人間は「労働力」と見なされ、そこから、人間の均質化、生の細分化の問題が生じたことを理解する。
5.現代における技術や経済から生まれる問題
技術や経済を中心に考える人間観から、自然の荒廃やどこまで操作が許容されるかという難問が生じていることを理解する。
6.現代における哲学の役割
現代特有の問題は、単純に、人間中心主義・自然中心主義という二分法では検討することが難しいこと、そこに哲学の役割があることを理解する。


授業概要

哲学的人間学の観点から、人間を全体像として理解するよう試みる。生物学的・社会学的・経済学的立場から見られたこの世界における人間の位置づけを検討し、特に技術と人間の間に生ずる現代の病を考える。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修1時間
事後学修3時間

授業計画

折りたたむ

  • 第1回 ガイダンス・自然とは何か
    (キーワード)ピュシス・コスモス
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第2回 倫理学の基本概念(1)
    (キーワード)アリストテレス・幸福
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第3回 倫理学の基本概念(2)
    (キーワード)徳・快楽主義
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第4回 古代ギリシア哲学における政治的人間の位置づけ
    (キーワード)ポリス・公共空間
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第5回 自然中心主義対人間中心主義
    (キーワード)道具的価値・内在的固有価値
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第6回 技術の発展による自然観・人間観の変化
    (キーワード)技術・科学
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第7回 自然の価値についての人間中心的立場からの議論(1)
    (キーワード)感情・観照
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第8回 自然の価値についての人間中心的立場からの議論(2)
    (キーワード)自然デザイン
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第9回 自然の価値についての人間中心的立場からの議論(3)
    (キーワード)同情・教育学
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第10回 自然の価値についての、人間-自然両面からの議論
    (キーワード)全体論
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第11回 自然の価値についての自然中心主義的立場からの議論(1)
    (キーワード)感覚中心主義・拡張主義
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第12回 自然の価値についての自然中心主義的立場からの議論(2)
    (キーワード)目的論・生命に対する畏怖
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第13回 自然の価値についての自然中心主義的立場からの議論(3)
    (キーワード)神学・超越的価値
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第14回 経済学の立場からの人間観から派生する問題
    (キーワード)マルクス主義・貨幣・経済
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)
  • 第15回 まとめ
    (キーワード)人間学
    (予習)提出課題について、授業前に配付資料や参考文献などを熟読するとともに、他人が理解しやすい表現で書かれているかチェックする。(1h)
    (復習)授業時にもし自分の考えが検討されたなら、その点についてもう一度よく考える。授業時に展開された話題についてさらに調べる。(3h)

履修条件

なし

学習に必要な知識・技能等

なし


成績評価方法

折りたたむ

期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 60 40 0 0 0 0 0 100
総合力指標 知識 40 20 0 0 0 0 0 60
技能 0 0 0 0 0 0 0 0
応用 10 10 0 0 0 0 0 20
表現 10 0 0 0 0 0 0 10
協調 0 0 0 0 0 0 0 0
意欲 0 10 0 0 0 0 0 10
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:授業内容を正確に理解しているか。
  • 技能:
  • 応用:学んだ内容を理解し、問題意識を持っているか。
  • 表現:理解した内容を適切な表現で伝えているか。
  • 協調:
  • 意欲:自分の問題としてさらに学んだ内容から積極的に展開しようとしているか。

教科書・教材・参考文献・配布資料等

特になし。必要に応じて授業中に指示し、資料を配布する。

授業における配慮

各回に課題を提示し、プロジェクターを使用して全員で検討したい。

受講生に望むこと

現代は様々な問題が山積しています。そのなかで哲学は何ができるかを考えてみて下さい。

教員実務経験