ホーム > 学部・大学院 > 産業技術学部 > SB133:日本語テクニカルライティング

SB133:日本語テクニカルライティング

科目番号、授業科目名

SB133、日本語テクニカルライティング/Technical Writing

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 専門教育系科目 専門教育科目、選択、講義・演習(対面)、1単位

履修年次、開設学期

2年次、1学期

受講対象

支援技術学コース 情報保障工学領域

担当教員

加藤 伸子
菊地 浩平


科目の到達目標

専門性の高い文書執筆の技法を学ぶことを通して、自分の考えや研究の成果を的確に伝える発信力を身につける

学習の項目別目標

テクニカルライティングの基礎を身につける
* 文章表現の型を身につけ、情報を適切に表現することができるようになる
* 簡潔かつ明瞭な文章を書くことができるようになる
* 論理の明確な文章を構成することができるようになる

テクニカルライティングの技法を応用し、実際の文書を執筆する
* 文書の目的と読み手に応じて様々な表現を使い分けることができるようになる
* 思考を整理し,主張や報告の内容を的確に示すことができるようになる


授業概要

 実験や調査の結果をまとめたレポートなどの文書は技術文書(または科学技術文書)と呼ばれ、手紙や日記などの文章とは異なる表現方法や構造を持ちます。技術文書を執筆するには、自分以外の他者に向けて自分の主張を正確に伝えるための力、すなわちテクニカルライティングの力が必要になります。この力には、文法的に誤りのない文を書く力はもちろんのこと、主語・述語が対応した一意な文を書く力、専門用語を適切に用いる力、飛躍や混乱のないロジックを組み立てる力など、様々な力が含まれます。この授業では講義だけでなく、具体的な技術文書を検討・執筆する演習を通してこれらの力を身につけ、自らの力で技術文書を執筆できるようになることを目指します。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修0時間
事後学修1時間

授業計画

折りたたむ

  • ガイダンスとイントロダクション: テクニカルライティングとは何か
    授業全体の説明 (授業の進め方や成績評価についての詳細説明) をしたうえで、現在の実力を自分自身で把握するための簡単な演習を行います
  • 「わかる」とはどういうことか: 「自分がわかる」から「相手に伝わる」へ
    「自分の出身地」を題材に情報を相手に伝える・受け取った情報を要約する演習を行います
  • 文書の目的と読み手: 誰に宛てて,何を,どのように書くか
    技術文書が必要とされる背景を解説した上で、同じ情報を異なる読み手に宛てて伝える演習を行います
  • 一文一義の原則: 簡潔な文の書き方,主語と述語の対応、接続詞のルール
    文を構成する主要素および文同士をつなぐ接続詞の使い方について学び、ねじれのない簡潔な文を書く演習を行います
  • 文章の構造 (1): 段落の構成
    段落内での説明などで用いられる原因から結果へ、原理から応用へ、具体例から原理へ、などのロジックの型ついて学び、実際にそれらを活用した文章を執筆する演習を行います
  • 文章の構造 (2): 文章全体の構成
    複数の段落を適切に繋ぎ合わせてひとつのまとまりを構成する技術についてまなび、文章全体の論理構成を考える演習を行います
  • 情報の直感的表現と客観的表現: 形容詞のルール、形容詞を数値で示す
    形容詞を使った直感的な表現技術と数値を使った客観的な表現技術を学び、情報をわかりやすく的確に表現する演習を行います
  • 順次性が要求される記述: 手続きの再現性を高める
    実験報告やユーザーマニュアルなどの手順説明が必要とされる文書を題材に、手続きの再現性を高める文章執筆の演習を行います
  • 図表の重要性: 図やイラストで読み手の理解を促進する
    計測や調査の結果など数値を含むデータを扱うための基本について解説し、読み手の理解を促進するための図表を作成する演習を行います
  • 文・文章を読む技術
    論理の飛躍や説明の不足を見つける技術について改めて整理し、適切な修正・変更をする演習を行います
  • ライティング演習1
    これまでの学習を踏まえて、教員が用意した題材を技術文書として表現する演習を行います
  • ライティング演習2
    これまでの学習を踏まえて、教員が用意した題材を技術文書として表現する演習を行います
  • 総合演習: 導入
    これまでの学習を踏まえて、現実の素材を用いて技術文書を作成する演習を行います。事後学習時間の13回・14回の事後学習時間は、目安として示している1時間よりも長くなるので、各自で取り組むための時間を確保してください。
  • 総合演習のピアレビュー
    第13回の授業課題として取り組んだ技術文書を相互にレビューし、修正や変更のためのポイントを見つける演習を行います
  • まとめと振り返り
    第14回までの授業課題に対する講評と全体の振り返りを行います

履修条件

特になし

学習に必要な知識・技能等

特になし


成績評価方法

折りたたむ

期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 0 0 40 0 0 0 60 100
総合力指標 知識 0 0 0 0 0 0 0 0
技能 0 0 0 0 0 0 0 0
応用 0 0 0 0 0 0 0 0
表現 0 0 0 0 0 0 0 0
協調 0 0 0 0 0 0 0 0
意欲 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:
  • 技能:
  • 応用:具体的な素材についての技術文書を執筆することができているかどうか
  • 表現:テクニカルライティングの技法を用いた適切な文章表現ができているかどうか
  • 協調:
  • 意欲:

教科書・教材・参考文献・配布資料等

特になし.学習に必要な資料は毎回教員が用意します.
参考文献については適宜授業内で紹介します.

授業における配慮

* 授業では音声・手話等の複数の手段で説明を行う他,教員の説明を補完する視覚的資料を用意します.また不明な点が残らないよう,授業中に質問を受け付けますので活用してください.
* 担当教員の連絡先・オフィスアワーについては授業時に伝えますので必要に応じてアポイントを取り,利用してください.

受講生に望むこと

<学習のポイント>  主張の組み立て方や資料との付き合い方を学ぶことが中心のアカデミックライティングとは異なり,テクニカルライティングは具体的な文・文章表現のテクニックを身につけることが目的です.そのため授業内外の時間で書く・読む・直す演習および課題を繰り返し行うことになります.みなさんがこの授業を通して成長できるかどうかは,この演習および課題にどれだけ真摯に取り組んだかにかかっています.その点をぜひ意識しながら受講してください. <成績評価の補足> 「そのほか」に60%となっているのは,授業時間中に取り組む演習の評価 30%,授業後に取り組む課題の評価 30% を合算したものになります.

教員実務経験