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SA341:日本手話言語基礎

科目番号、授業科目名

SA341、日本手話言語基礎/Basic Japanese Sign Langage

科目区分、必修・選択、授業の方法、単位数

産業技術学部 教養教育系科目、選択必修、講義(対面と遠隔の併用)、2単位

履修年次、開設学期

1年次、2学期

受講対象

産業情報学科

担当教員

大杉 豊


科目の到達目標

私たちが日常的に使用している手話言語は身振り体系の言語と言えよう。身振りを使うコミュニケーションシステム、手話言語の使われ方や表記法、盲ろう者の使う触手話や手話パフォーマンスなどの知識を学び、手話言語の言語としての豊さについて理解を深める。

学習の項目別目標

1.音声言語と身振り体系の違いについての知識を身につける。
2.世界中の様々な身振り体系コミュニケーションシステムに関する知識を身につける。
3.手話言語の単語を表記して分析する方法を身につける。


授業概要

コミュニケーション手段の一つである手話言語を一度見つめ直すことを目的に、世界中に見られる身振り体系のコミュニケーションシステムを分類して解説し、手話言語を単語レベルで分析する技術を習得した上で、職場や教育現場、日常生活における身振り言語の活用を考える。

時間外学修に必要な学習時間の目安

目安 準備学修2時間
事後学修2時間

授業計画

折りたたむ

  • 第1回 ガイダンス 自己紹介の手話表現
    (キーワード)自己紹介、基本姿勢、明瞭さ、プレゼンテーション
    (予習)自己紹介の練習をする。
    (復習)自己紹介手話表現の課題に取り組む。リアクションレポートを作成する。
  • 第2回 図表説明の手話表現
    (キーワード)図表、プレゼンテーション、指差し
    (予習)指定した図表の内容を把握する。
    (復習)図表説明手話表現の課題に取り組む。リアクションレポートを作成する。
  • 第3回 ニュース原稿の手話表現
    (キーワード)標準手話、テレビ画面、正確さ
    (予習)指定したニュースを視聴する。
    (復習)ニュース原稿手話表現の課題に取り組む。リアクションレポートを作成する。
  • 第4回 身振りにはどのような種類がある?
    (キーワード)拍子、指差し、描写、エンブレム 
    (予習)事前配布資料を熟読する。 
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第5回 音声を使えない時にどんな身振りシステムが発生する?
    (キーワード)制約、身振り
    (予習)事前配布資料を熟読する。 
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第6回 奄美大島で観察された身振りシステムとは?
    (キーワード)奄美大島、語彙化、文法化 
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第7回 音声言語と比較して、手話言語の特徴は?
    (キーワード)非手指動作、類似辞
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第8回 中間試験(手話言語技能)
  • 第9回 手話言語を書いて表す方法(表記法)とは?
    (キーワード)ミニマルペア、Stokoe、 SignWriting
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)課題レポートを作成する。
  • 第10回 手話言語は地域によってどのように違う?
    (キーワード)方言、地域的な分布、共通化
    (予習)手話言語地図の操作に慣れておく。
    (復習)課題に取り組む。
  • 第11回 手話言語は年齢によってどのように違う?
    (キーワード)方言、年代的な分布、音韻変化
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第12回 世界で見ると手話言語はどのような歴史を持つ?
    (キーワード)伝播、語族、ろう教育
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第13回 国際手話コミュニケーションとは?
    (キーワード)国際手話
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第14回 盲ろう者の触手話によるコミュニケーションとは?
    (キーワード)盲ろう者 触手話
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)リアクションレポートを作成する。
  • 第15回 手話言語条例と手話パフォーマンス甲子園大会とは?
    (キーワード)言語法、言語権、言語政策、手話パフォーマンス
    (予習)事前配布資料を熟読する。
    (復習)課題レポートを作成する。

履修条件

なし

学習に必要な知識・技能等

手話コミュニケーション技術を身につけていること


成績評価方法

折りたたむ

期末試験小テストレポート発表作品学習計画その他合計
総合評価 20 10 70 0 0 0 0 100
総合力指標 知識 10 0 30 0 0 0 0 40
技能 0 10 20 0 0 0 0 30
応用 10 0 10 0 0 0 0 20
表現 0 0 10 0 0 0 0 10
協調 0 0 0 0 0 0 0 0
意欲 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 知識:知識を取り込む力
  • 技能:技能を修得する力
  • 応用:想起・解釈・問題解決能力、思考・推論・想像する力
  • 表現:プレゼンテーション力(提示・発表・伝達する能力)、コミュニケーション力(思考・感情を伝達する能力)
  • 協調:コラボレーション力(共同・協調する能力)、リーダーシップ力(統率力、指導力)
  • 意欲:自ら考え行動する力(学習に取り組む姿勢・意欲、チャレンジ精神、自己管理能力)

成績評価基準

  • 知識:音声言語と身振り言語の違い、様々な身振り体系に関する知識を身につけている。
  • 技能:手話言語を分析する技術を身につけている。
  • 応用:学んだ知識と習得した技術で分析した結果に適切な説明をつけることが出来る。
  • 表現:学術用語を適切に使ってレポートを作成できている。
  • 協調:
  • 意欲:

教科書・教材・参考文献・配布資料等

MS Teamsで資料等を配布する。

授業における配慮

スライドを多用して説明する、グループディスカッションではホワイトボードを使わせるなどして、手話言語を主体とする授業を展開する。

受講生に望むこと

学生自身が使用する手話言語を、身振り体系と言語性、二つの視点で見つめなおすことで、手話言語の使用にさらなる自信を持ってほしい。

教員実務経験