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情報アクセシビリティ専攻各コース紹介

【障害者支援(聴覚障害)コース】

耳のきこえない・きこえにくい人が、コミュニケーション上のバリアを解消し、社会参加する機会が増えつつあります。その背景には、企業において情報保障支援のある環境のもとでの会議出席、大学等高等教育機関において情報保障支援を受けながら講義を受講する機会が確立されてきたことが考えられます。また、これらの情報保障支援に関する技術のみではなく、情報保障支援体制を構築調整するスキルも必要となってきます。障害者支援(聴覚障害)コースでは、耳のきこえない・きこえにくい人のための支援の専門家を育成するために、聴覚障害の諸特性、聴覚障害者のコミュニケーション技術、パソコンノートテイク・遠隔情報保障などの情報保障支援技術、支援体制の構築と運用などに関する講義、演習及び実習でカリキュラムを構成しています。

進路先としては、大学等高等教育機関における障害学生支援コーディネーター、企業等における障害者支援の担当者、関連する領域における他大学の博士後期課程への進学などが考えられます。これまでのコース修了者の中には、大学における障害学生支援コーディネーターとして就職した者がいます。

【障害者支援(視覚障害)コース】

今日の社会では、誰もが多くの情報にアクセスする必要があります。しかしながら、社会に流通する情報のほとんどが視覚を介してのアクセスを前提にしていることから、視覚障害者はこれを行うのが容易ではありません。その困難や不便は日常の様々な場面に及び、結果として視覚障害者の社会参加の大きな妨げとなります。近年ではIT(情報技術)の活用で状況は目立って改善されましたが、未だ問題も多く残っています。その解決を図る専門家を目指すための学習と研究の場が本コースです。

視覚障害者の情報アクセスの可能性を拡大するには、アクセス支援技術やアクセス能力の開発、社会の情報提供体制の整備など、多面的な取り組みが必要です。

本コースでは、それらを総合的に学び、個々に応じた専門性を高めるためのカリキュラムを編成しています。

進路先としては、視覚障害者の情報アクセスを支援する職種、関連する領域における他大学の博士後期課程への進学などが考えられます。これまでのコース修了者の中には、就労移行支援のためのPC指導者やウェブアクセシビリティのコンサルタントがいます。

【手話教育コース】

耳のきこえない人が手話を学び、手話で教育を受け、手話を使って社会参加を果たしていくライフスタイルのあり方に共感を持つ国民が増えています。手話を学んで耳のきこえない人とコミュニケーションを取りたい、手話通訳の形で耳のきこえない人の社会参加をお手伝いしたいという人々も増えてきています。この手話教育コースでは、これらの様々なニーズに応える手話教育のリーダーを育成するために、手話の言語的な分析手法と専門知識、ろう者・難聴者の生活文化(ろう者学)のリソース活用方法、手話指導に関する理論と実際、そして手話通訳の場面毎の検証などを中心とした講義と演習でカリキュラムを構成しています。本コースの教員は全員が手話に熟練しており、授業は手話を主体とするコミュニケーションで進められます。そのために、手話で学術的な内容のコミュニケーションが出来ることを受験の要件としています。

進路先としては、企業や大学等において手話教育に関わる専門家、関連する領域における他大学の博士後期課程への進学などが考えられます。現在までに地域手話指導者、(聴覚)特別支援学校教員などが学んでおり、これまでのコース修了者の中には、聴覚障害者情報提供施設に就職した者がいます。