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本学大学院生が日本言語学会の大会発表賞を受賞

写真:11月17日名古屋学院大学で行われた授賞式の様子

2019年6月22・23日に東京・一橋大学で日本言語学会第158回大会が開催され、本学技術科学研究科情報アクセシビリティ専攻手話教育コース2年生の矢野羽衣子さんが 「愛媛県大島宮窪手話における一致動詞の空間使用」と題する演題発表(松岡和美氏との共同発表)において、 大会発表賞を受賞しました。大会発表賞は日本言語学会の若手会員の研究を奨励し、学会全体の学術水準の向上を図るために、 2011年に設けられたものです。矢野さんはこの研究成果を踏まえて、奄美大島に生まれ育った不修学ろう者の手話システムの研究に取り組んでいます。

【授賞理由】

手話言語には主語と目的語の文法関係を空間的に表示する「一致動詞」が広く見られるが、愛媛県大島宮窪手話の対応する動詞では、 第三者同士の主語・目的語を表示する空間使用が確立されておらず、 有生性や視覚的な目立ちやすさが言語表現の選択に影響していることが映像実験を通じて明らかにされた。 関連現象の予備調査や統制群との比較などの調査手法や使用動画もよく吟味されていた。発表は日本手話で行われたが、 映像で日本手話とも対照させながら具体的で分かりやすいものであり、質疑応答にも冷静的確に対応していた。 写真は、授賞式(11月17日名古屋学院大学)の様子です。(矢野さんは右から2番目、日本言語学会提供)

(障害者高等教育研究支援センター 大杉 豊/2019年11月28日)