【国際大学連合ネットワーク(PEN−International)に関する研究協定を締結】

 このたび,本学とナショナル聾工科大学(NTID),中国の天津聾工科大学,ロシア連邦のモスクワ聾工科大学との間で,国際大学連合ネットワーク(PEN−International)に関する研究協定が締結されました。
 本研究プロジェクトは,高等教育を多くの国々の聴覚障害者に提供するための,世界の大学間協同ネットワークの構築と交流を目的に,日本財団からの助成金によりNTIDが代表となって実施されるものです。今後5年間にわたり,国際的見地から,聴覚障害者に対する高等教育に関する教育方法の改善,障害補償・情報保障に関する科学技術の適用,職業教育機会の拡大等について,研究が推進されます。
 6月29日(金)にNTIDで行われた調印式には,本学代表として西條学長及び大沼聴覚部長が出席し,本研究プロジェクトに参加する各大学の代表者との間で協定書が交わされました。

協定書に調印する西條学長と大沼聴覚部長
協定書に調印する西條学長と大沼聴覚部長


【平成13年度大学説明会を開催】

 聴覚及び視覚に障害のある生徒,保護者及び関係教職員を対象に,進路等の選択に役立ててもらうことを目的として,大学説明会を本年度も7月に開催しました。
 本年度は,聴覚障害関係学科で新潟会場に代わり,新たに北海道会場及び名古屋会場でも開催し,全体で559名(昨年度457名)の参加者がありました。説明会では,教育の方針・内容,学生生活等の紹介,模擬授業,教育相談,進路指導教員との情報交換会などが行われました。
 なお,今年度開催された大学説明会は,次のとおりです。

○聴覚障害関係学科
 7月8日(日)北海道会場(札幌市教育文化会館)
 7月14日(土)名古屋会場(愛知県青年会館)
 7月22日(日)関西会場(天満研修センター)
 7月27日(金)つくば会場(聴覚部)

○視覚障害関係学科
 7月8日(日)北海道会場(北海道高等盲学校)
 7月21日(土)九州会場(クローバープラザ)
 7月22日(日)関西会場(天満研修センター)
 7月28日(土)つくば会場(視覚部)

聴覚障害関係学科の説明会
聴覚障害関係学科の説明会

 

視覚障害関係学科の説明会
視覚障害関係学科の説明会


【平成13年度公開講座5講座を実施】

○ 「家庭でできる鍼灸・手技療法」が,市民一般を対象に6月17日(日)から7月22日(日)までの日曜日の6日間,土浦市の茨城県県南生涯学習センターを会場に実施されました。
 この講座は,健康の保持・増進に効果のある東洋医学の正しい理解と認識を深めてもらうよう手技療法等を指導することを目的に開講されました。
 また,講師は,鍼灸学科の森山朝正教授,野口栄太郎助教授,森英俊助教授,佐々木健講師,和久田哲司講師,附属診療所の山下仁助手が担当しました。
 なお,受講者は44人でした。

家庭でできる鍼灸・手技療法
家庭でできる鍼灸・手技療法


○ 「パソコンを利用した点訳入門」が,市民一般を対象に7月4日(水)から7月5日(木)までの2日間,視覚部キャンパスを会場に実施されました。
 この講座は,点訳ボランティアなどに関心のある方の助けとなるよう,点訳ソフトを使って点字文書を作成する基礎技術を習得してもらうことを目的に開講されました。
 また,講師は,情報処理学科の宮川正弘教授,三宅輝久助教授,小林真助手が担当しました。
 なお,受講者は12人でした。

パソコンを利用した点訳入門
パソコンを利用した点訳入門


○ 「聾学校での造形教育に関する指導法」が,聾学校等で美術・図工・デザイン等を担当する教諭を対象として,7月26(木)に聴覚部キャンパスを会場に実施されました。
 この講座は,聾学校での造形教育に関する指導法を演習を中心に指導するとともに,情報交換の場を提供することを目的に開講され,今回は「イメージを広げる立体造形の指導」をテーマにして行われました。
 また,講師は,デザイン学科の石川重遠教授,児玉信正助教授,本間巌助教授が担当しました。
 なお,受講者は6人でした。

聾学校での造形教育に関する指導法
聾学校での造形教育に関する指導法


○ 「誰でもできる在宅介助」が,市民一般を対象に7月21日(土)及び29日(日)の2日間,視覚部キャンパスを会場に実施されました。
 この講座は,高齢者や障害者の在宅介護をされている方などに役立てるよう,正しい介護法について,実技を交えて指導することを目的に開講されました。
 また,講師は,理学療法学科の高橋憲一教授,高橋洋教授,須田勝助教授,吉田次男助教授,薄葉眞理子講師,川合秀雄講師,小林和彦助手が担当しました。
 なお,受講者は13人でした。

誰でもできる在宅介助
誰でもできる在宅介助


○ 「現代聴覚障害教育研修講座」が,聾学校等の教諭,聴覚障害教育関係者等を対象に7月30日(月)から8月1日(水)までの3日間,聴覚部キャンパスを会場に実施されました。
 この講座は,聴覚障害教育の高等教育レベルにおける最新の研究内容,情報を紹介するとともに,本学の施設・設備を公開し,活用法及び聴覚障害教育活動について理解を深めてもらい,教諭等の資質の向上を図ることを目的に開講されました。
 また,講師は,一般教育等の根本匡文教授,及川力教授,小林庸浩教授,須藤正彦助教授,細谷美代子助教授,松藤みどり助教授,教育方法開発センターの内野權次教授,大沼直紀教授,小林正幸教授,三好茂樹助手が担当しました。
 なお,受講者は47人でした。

現代聴覚障害教育研修講座
現代聴覚障害教育研修講座


【本学開発のシステムによりニュース番組の字幕放送が充実】

 本学教育方法開発センター(聴覚障害系小林正幸教授,石原保志助教授)とスピードワープロ研究所とで協同開発した,「ニュース対応リアルタイム字幕提示システム」の導入により,NHKなどのニュース番組で充実した字幕放送が可能になりました。
 これまで,ニュース番組(NHKニュース7,ニュース9)の字幕放送では,音声認識技術を活用し,特定のニュースキャスターの音声について,リアルタイム字幕を提示してきましたが,本システムの導入により,特定のニュースキャスター以外の記者リポートや,歓声などの雑音が多い実況中継等の番組にも十分対応できるようになりました(詳細は筑波技術短期大学テクノレポートNo.8,pp.27-30に記載)。
 NHKでは今年9月から「ニュース7」で,日本テレビでは同10月から「NNNニュースダッシュ」(毎日11:30〜)で,本システムを用いたリアルタイム字幕放送を開始します。


【台湾大学学生らが視覚部を見学】

 7月12日(木)に,台湾大学の日本語コースで学ぶ1・2年生11名と筑波女子大学の日本語教員養成コースの学生6名が視覚部を見学訪問しました。
 今回の見学は,台湾大学と東京家政学院筑波女子大学との交流研修の一環として企画されたもので,学生たちは,長岡助教授から視覚障害者の日常生活での問題点や障害者への接し方などの講義を聴講した後,青木助教授の案内でLL教室と電子図書閲覧室を見学し,合成音声付きのパソコン操作などを体験しました。
 台湾では,障害者が社会に進出する機会がまだまだ少ないとのことで,障害者のための大学の存在や本学学生の就職状況などに強い関心を示していました。

LL教室を見学する台湾大学の学生
LL教室を見学する台湾大学の学生


【平成14年度学生募集ポスターが完成】

 平成14年度学生募集ポスターが完成しました。今回は,初めての試みとして,デザイン学科の学生にデザインを依頼し,その中から同学科3年次の吉田智彦さんの作品が採用されました。
 吉田さんの作品のコンセプトは,ポスター左側の8つの帯が,未来に向かって発展する本学のデザイン学科,機械工学科,建築工学科,電子情報学科電子工学専攻,電子情報学科情報工学専攻,鍼灸学科,理学療法学科及び情報処理学科をイメージしているということです。
 ポスターのイメージのように輝かしい未来を持った学生が多数応募してくることが期待されます。
 なお,吉田さんには学長から記念品が贈られました。

吉田さんを囲んでの記念撮影
吉田さんを囲んでの記念撮影


【「地図展2001ひろしま」記念スタンプに本学学生の作品が採用】

 デザイン学科では,授業の一環として,「地図展2001ひろしま」記念スタンプの原案募集に対して学生の作品を応募した結果,平野恵美さん(2年次)の作品が採用になりました。
 10月3日(水)〜8日(月)に広島市で開催される「地図展2001ひろしま」の会場では,平野さん原案によるスタンプが来客者の目を楽しませることになります。
 なお,採用された作品は次のとおりです。

記念スタンプに採用された平野さんの作品
採用された平野さんの作品


【平成13年度点字実技研修を実施】

 点字実技研修が,7月2日(月)から7月13日(金)までの10日間(20時間)にわたり,視覚障害関係学科と教育方法開発センターの協力を得て実施されました。
 この研修では,点字の仕組みや読み方,パソコンを使用した点字の書き方のほか,視覚障害者が日頃どのような問題に直面しているかなどについても説明があり,受講者全員が熱心に聞き入っていました。
 なお,今回は事務系職員8名が受講しました。

黒川教授による講義
黒川教授による講義


【訃報】

 本学鍼灸学科助教授小林聰氏は,病気療養中のところ,去る7月11日(水)午前5時33分逝去されました。
 享年53歳。告別式は,7月14日(土)正午から,つくば市の筑波学園教会において執り行われました。
 ここに謹んで哀悼の意を表します。