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企業での導入事例

写真1 企業での導入(1) 2009年8月に開催されたソフトバンクモバイル株式会社社内イベント「コンプライアンス月間」にiPhone 3G/3GSを使った「モバイル型遠隔情報保障システム」が一部のセミナーにて導入され、社員延べ7名が利用しました。このシステムが利用できることを事前に告知することで、より多くの聴覚に障がいのある社員がセミナーに参加することができました。今までネックストラップをつけて運用していたBluetoothマイクは、手持ちマイクにBluetoothマイクを直接ガムテープで貼り付けることで、首にかけたり外したりといった手間が省けました。また、マイクがあると話者は意図的にマイクに向かって話すという習性により、今まで不安定だった集音量が安定しました。

写真2 企業での導入(2)

 利用した聴覚に障がいのある社員からは、少し表示までの時間差が気になるといった意見が若干出たものの、「ようやく一般の人の情報量に一歩近づくことができた」「大勢の人がいる中で一緒に講演を受けられる」「(その人の話し方から)初めて上長の性格がわかったような気がする」「コンパクトなiPhone 3Gを所持するだけで通訳を受けられるので、座る場所が限定されるというような事がない」などという意見が出て、好評でした。

 2009年3月から2010年3月11日までに、ソフトバンクモバイル(株)、ソフトバンクテレコム(株)、ソフトバンクBB(株)では、合計19回、延べ約60名が利用しました。当初は情報保障にお金をかけることに少々戸惑っていたものの、情報保障費用として予算を確保し、定期的に利用するまでになった部署が少しずつ出始めたことは、企業内実験を行なった大きな成果でした。企業がこのシステムを利用することについては、
1.情報保障者を社内に入れずに簡単に利用できる、
2.社員がパソコン要約筆記をする必要がなくなり、全員が会議に参加できる、
3.ログデータが議事録代わりになること
などが大きなメリットとしてあげられます。
 今後はこのシステムを利用する上でのルールやフロー、マニュアルを社内イントラにて公開し、いつでも利用したいときに利用できる体制を整えてまいります。

ソフトバンクモバイル株式会社

梅原 みどり

2010年5月31日

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