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市議会での活用

写真 塩尻市議会にて(1) 傍聴席で長野県塩尻市議会では、議会費にて聴覚に障がいのある方々から傍聴希望があった際の手話通訳・パソコン要約筆記の派遣を行っています。
 通常、本会議場傍聴席の最後列にて入力を行いますが、その際の打鍵音が議場にまで届いてしまう、という課題を持っていました。
 また、傍聴席に1台の表示用パソコンを持ち込み、そこに文字情報を表示する方法のため、利用者である聴覚に障がいのある方の座る位置が限定されてしまう、発言者の顔を見ながら文字がみられない、という課題もありました。
 それらの課題解決も含めて、2009年12月14日、全国で初めて、塩尻市議会において本システムを活用しました。

写真 塩尻市議会にて(2)今回は、参加者に合わせてiPhone 3G/3GS 5台のほか、通常通り表示用ノートパソコンも併用しました。
 議場全体は、防音になっており、通信状態を心配しましたが、通信状態は極めて良好で、遅延もありませんでした。
 パソコン要約筆記者がパソコンに入力した質問や答弁が、傍聴者である聴覚に障がいのある方が持つiPhone 3G/3GSに送信され、質疑の様子を同時進行で知ることができ、利用者からは、議場の様子を見ながら、自分の目線で情報を得られることの利点が強調されました。

 本会議の模様は、ケーブルテレビや市役所内別室での視聴が可能であり、遠隔で支援を行っていくことの利便性の確認とともに、継続利用に向けた実施可能性の確認ができました。
 「塩尻市議会だより」にも当日の模様が掲載され、全国の市町村議会に送付されることで、まだ聴覚に障がいのある方への支援が行なわれていない全国の議会にも、このシステムを導入することで、支援が広がることを期待しています。

特定非営利活動法人 長野サマライズ・センター

小笠原 恵美子

2010年5月31日

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