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地域観光案内に活用

写真1 観光地にて 長野サマライズ・センターは、難聴者の世界を広げることを目的に、本システムの新たな分野での普及とともに、地域活性化に貢献できないかと考え、観光ガイドボランティアである“塩尻紹介ボランティア”の皆さんにご協力いただき、2009年6月~2009年11月にかけて、長野県塩尻市内各地にて、数回の実験実施と、聴覚に障がいのある方々にもご参加いただいての観光案内を実施しました。観光ガイド担当者にBluetoothマイク1台を持っていただき、長野サマライズ・センターの通訳拠点からの遠隔通訳を行いました。聴覚に障害のある方々からは、移動しながらも情報保障が受けられることで、観光の楽しさを味わえたことへの喜びの声をいただき、さらに各地で実験をご覧になった観光関係者からは「外国の方にも応用したい」といったニーズやアイデアもいただくこともできました。

写真2 博物館にて ボランティアのみなさんは、60代以上の方々でしたが、数回の研修で、iPhone 3G/3GSやBluetoothマイクの操作をマスターして、マイクへの配慮、文字の表示に気配りしてくださって「聴覚に障がいのある方にきちんとご理解いただくことを意識したので、わかりやすいガイド技術の見直しができた」また、聞こえる方々にとっても「きちんと情報を受け取るためには、文字があることのありがたさを実感した」という感想もいただいた有意義な実験となりました。


※システム運用のポイント
 市内にある高原をのぞき、写真の2ヶ所は音声も充分届き、文字通信もほぼ良好に行えました。
 ガイド担当者とまわりの方々の声やマイクに入ってくる予期せぬ音の聞き分けの難しさ・風などの影響による不明瞭さが大きな壁ではありますが、今後は、実際に観光産業・観光ビジネスへの働きかけといった、当システムのより広い機会での活用を目指したいと思います。

特定非営利活動法人 長野サマライズ・センター

小笠原 恵美子

2010年5月31日

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